方針よりも大事なこと - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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方針よりも大事なこと

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 東京電力福島第一原発で高濃度の放射性物質を含む汚染水が流出した問題で、東京電力は26日、社長を本部長とする社長直轄の「汚染水・タンク対策本部」を設置したことを発表。


この様に会社を挙げた取り組みを行うという方針を打ち上げた際、一般的、かつ表面的に言えば、会社を挙げて徹底的に取り組むので安心、直に解決されるだろうという印象を与えるのでしょう。


しかしこれらの印象を与える大前提は、その会社に対する信用があることが挙げられます。


もし信用がなければ、上辺だけで対策しているように見せておけば良いだろう、やっているという印象を与える事が大事、などと考えているとも思われ、逆に”逃げた”と思われる場合が少なくありません。


現に不祥事などの有事の際、「再発防止策を早急に講じる」などという決まり文句があるものの、その後具体的にどの様な防止策が講じられたのか、現状はどうなのか、新たな課題はないのか、防止策が完了するのはいつなのかなどの情報が出されることは殆どないといえるでしょう。


つまり方針させ出せば許される、終わりだと思っている方が少なくないのでしょう。逆に不信感を与える場合があるということを十分認識する必要があるだろうと思います。


逆に大きな方針を打出すことよりも、現状や進捗状況、新たな課題などの課程を含めた情報を継続的に出していくことが何よりも重要であり、かつ信頼感を醸成していく手法だろうと言えます。


有事が起こった際、社内でこの様な考えは受け入れられない可能性は少なくないでしょうから、今のうちに社内浸透をしておく必要があると思います。



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