教育費準備・住宅ローン返済・老後資金準備の三重苦からの脱出! - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

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伊藤 誠
伊藤 誠
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(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月07日更新

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教育費準備・住宅ローン返済・老後資金準備の三重苦からの脱出!

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ライフプラン

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの上津原と申します。

このたびは、子育て世代で多い、教育費準備・住宅ローン返済・老後資金準備の合わさった問題について考えていきます。

 

国立社会保障・人口問題研究所の、2010(平成22)年出生動向基本調査によると、平均初婚年齢は夫が29.8歳、妻は28.5歳となっております。1992年の調査と比べると、男性では1.5歳、女性では2.8歳、年齢が繰り下がっています。

人生経験を重ねた方同士のご結婚は素晴らしいことです。その反面、結婚年齢が遅くなることで生じるお金の問題もあります。最たる問題は、子供さんの教育費の準備の時期と住宅ローンの返済時期と老後資金の準備をする時期とが重なってしまうといったことです。この問題を「子育て世代の三重苦」といわれることもあります。

子育て世代のご相談をお受けすると、だれもが、子供がほしい、子供が望めば満足のいく教育を受けさせてあげたい、マイホームがほしい、老後も豊かな生活をしたい、といった気持ちを持っておられます。大変だとわかっていても、できればあきらめたくないのが本音のように見受けます。

 

では、どのようにお金の問題と向き合えばよいでしょうか。ご主人30歳、奥様28歳の時に結婚されたご家族を例に考えていきたいと思います。この例では、結婚して2年後に長男が、6年後に長女が誕生しています。下の表は、ご長女誕生の時からのライフイベント表を抜粋したものです。ご主人と子供さんとの年齢の関係に着目してご覧ください。

 

 

6年後

9年後

15年後

18年後

21年後

25年後

29年後

35年後

ご主人

36歳

39歳

45歳

48歳

51歳

55歳

59歳

65歳

奥様

34歳

37歳

43歳

46歳

49歳

53歳

57歳

63歳

長男

4歳

7歳

13歳

16歳

19歳

23歳

27歳

33歳

保育園

小学校

中学校

高校

大学

社会人

 

 

長女

0歳

3歳

9歳

12歳

15歳

19歳

23歳

29歳

 

 

小学校

小学校

中学校

大学

社会人

 

 

 お二人の子供さんが大学を卒業される時、ご主人は59歳になっています。仮にご主人の定年退職年齢が65歳であったとしても、年金生活になるまで6年しかありません。老後資金の準備が間に合うかどうか、気がかりです。

 35年返済の住宅ローンを借りている方の場合どうなるでしょうか。結婚当初に家を建てられた方でも、住宅ローンの返済は65歳まで続きます。ご長男が保育園に入園をされる前(ご結婚6年後)に建てた場合ですと、返済は71歳まで続きます。収入が大きく減少した時や年金生活になった時に、返済し続けることができるかどうか気がかりです。

 

これらの問題は、お金があればすべてが解決します。

とはいうものの、働いて収入を多く得るのにも限界があります。休む時間、自分を磨く時間、家族と触れ合う時間が必要だからです。働く期間を長くすれば、老後資金の心配が少なくなります。近年、コンビニやファーストフード店で年金生活者とみられる方を見かけることが多くなりました。働くことは経済的な不安を解消する最も重要なことの一つですが、働くことだけを考えると病気やけがなどで働けなくなった時の不安に対して無防備になってしまいます。

 

目先のことだけを考えると、将来への備えが薄くなります。将来のことだけを考えると、目先の本当に必要な支出ができなくなってしまいます。目先のことと将来のこととの釣り合いをとるのは、思ったより大変なことのようです。

では、どうすればよいでしょうか。すべての方に効く万能薬というのはなかなかないのですが、上手に使えば効果を発揮する特効薬というのはあります。それではいくつかご紹介していきます。

 

<住宅ローン 繰り上げ返済? それとも 借り換え?>

住宅ローンの問題を解決するのによく用いられるのが、繰り上げ返済と借り換えです。まず、繰り上げ返済からお話しします。よく返済期間を短くする「期間短縮型」を選ばれる方が多いのですが、今後教育費の出費が増えるなどの理由で家計のゆとりを大事にしたい場合は、毎月の返済額を少なくする「返済額軽減型」が有効なことが少なくありません。

次に借り換えですが、手元の現預金の支出を少なくしながら、返済期間を短くしたり、毎月の返済額を少なくしたりすることができます。例えば、住宅金融公庫で借りていて11年目以降の返済額が心配な方は、検討の余地があるように思われます。借り換えの際、手元の預貯金が少ない方、将来家計支出が多くなることが予測される方は、固定金利期間をできるだけ長くされることをお勧めします。

 

<教育費の準備  保険などで準備する? 毎月の家計から出す? それとも借りる?>

教育費の準備というと、よく学資保険などの貯蓄性のある保険が活用されます。それ自体はよいことなのですが、住宅ローンやマイカーローンを返済されているご家庭だと、借入金の繰り上げ返済のほうが効果的なことがあります。

学費の支出ですが、高校卒業までの分は毎月の家計から出せるようにしておきましょう。大学の学費も、入学金・授業料といった基本的なものを保険などで準備し、仕送りなどは毎月の家計から出すのが、長い目で見て無理がないように感じます。

家計支出をこれ以上増やしたくない場合は、奨学金の活用も選択肢の一つです。子供さんの在学中は無利子というメリットを活用して学資を受け取り、子供さんが卒業した後に子供さんが返済する奨学金の繰り上げ返済や肩代わりをしてあげるのもよいでしょう。

 

<老後資金 長期的に運用する? 節約に励む? それとも生涯現役で働く? >

老後資金に対する不安は、年代には関係ありません。長期的な準備ができればそれに越したことはないのですが、老後資金以外に優先順位が高い支出があればそちらを準備するべきではないでしょうか。

家計の中で無駄な支出をなくすことは大事ですが、支出を切り詰めるのにも限界があります。長い目で見れば、節約以外の方法を組み合わせることも欠かせません。

老後資金の資産運用は、お金を使うまでの期間が長くなるため、物価上昇のことも考えて目標とする運用利回りを決めることをお勧めします。例えば、1970年から今日までの物価上昇率は平均でおよそ年3%になります。よって、少額でも長期的な運用をすることが重要です。例えば、毎月2万円の積み立て投資を運用利回り3%で行った場合、30年後にはおよそ1170万円になります。資産運用に抵抗感がある場合は、住宅ローンの繰り上げ返済、利率変動型の保険商品を活用します。

仕事をすることが苦にならない方は、年金生活になっても働くことを検討します。働く期間が長ければ長いほど、毎月の家計からの取り崩し額も少なくて済むため、老後資金の準備も楽になります。

 

<まとめ これらの解決法をライフプランの視点から考えてみる>

 20年後、30年後、といった長期的な資金繰りについて考える時も、家計簿の記帳などによる毎月の家計管理をきちんと行うことが基本です。基本があって、将来の多額の支出のための準備が計画的にできるのではないでしょうか。

 生命保険・住宅ローン・資産運用を見直す際に特に気を付けたいのは、いくら得をするかではなく、長い目で見て、家計がどのように変化するか、貯蓄や金融資産の残高がどのように変化するかを確認することです。短期的には得をする方法であっても、長期的にみれば借入金に頼るなど損をする家計になってしまうことがよくあります。

 最後に、「子育て世代の三重苦」を解消するためには、子供さんの教育費の準備、住宅ローン返済、老後資金の準備を、一つ一つ別々に考えるのではなく、全部まとめて考えていくことを心がけてください。

 

 これまでお金の解決策を主にお話ししましたが、これからの将来について考えることも大事です。例えば、将来の予定ややってみたい夢や願い事を、思いの付くままどんどん書き出してはいかがでしょうか。子供さんの進路や自動車の購入予定は思いついても、その他のことや夢や願い事を書き出していくのは結構大変なようです。それでも書き出していくと頭の中が整理でき、いつまでにどのような目的でお金が必要かはっきりしてきます。皆様も、チャレンジされてはいかがでしょうか。最後になりましたが、皆様の心豊かな暮らしを祈念いたします。

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上津原マネークリニック お客様相談室長

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