自分の心をグラフにしてみる　人間関係に苦労する方の特徴①

前回の「自分の心をグラフにしてみる」の続きです。

前回のコラムの中で、エゴグラムは、結構その方の性格を映し出すというお話をしました。

今回は、人間関係に苦労している方に多いパターンをご紹介したいと思います。

例えばパートナー（ご主人や奥さま、恋人）とうまくいかないとか、職場の同僚や上司とうまくいかない等と悩んでいる方のグラフには、ある特徴があります。

一つは、CPが高い

もうひとつはACが高い

または、CPとAC両方が高い

その中で一番多いのは、最後の両方が高いという方です。

「エゴグラムってそもそも何？」という方のために簡単にご説明しますと、エゴグラムは、心のエネルギーを5つの自我にわけて、それぞれをどれだけ使う頻度が多いのかをグラフ化したものなのです。

その5つの自我というのは

■CP　Critical Parentの略で、意味は『批判的・厳しい親』。

　　　　ご自分の中のお父さん度と考えるとイメージしやすいと思います。

　　　　CPが高いと、きびしいお父さんのイメージ
　　　　低いと、物事をあまり気にしない、こだわらないけどルーズな一面も。

■NP　Nurturing Parentの略で、『養育的でやさしい親』

　　　　こちらは、お母さんのイメージ。

　　　　NPが高いとやさしいお母さん
　　　　低いと、さっぱりしてるけど人に共感するのが苦手だったりします。

■A　　Adultの略で『論理的にものを考える大人』

　　　　Aが高いと論理的思考力が高く、感情に振り回されない人に。
　　　　低いと、感情優先、その時の感情で判断するので、行動に一貫性がないことも。
　
　　

■FC　Free Childの略で『自由奔放な子ども』

　　　　FCが高いと明るくてとても楽しい人、でもちょっとワガママになる時も
　　　　低いと、冗談も言わない堅い人だったり、人生ぜんぜん楽しいと思ってない人だったりします。

■AC　Adapted Childの略で『従順な子ども』

　　　　ACが高いと、従順ですが遠慮がちでNoと言えない人になりがちです。
　　　　低いと逆に人の言うことはあまり聞かない、マイペースな人になります。

すっごいおおざっぱですが、だいたいこんな感じです。

ですので、CPが高い人がどうして人間関係に苦労するか、だいたいイメージしていただけると思うのです。

ちょっと厳しいお父さんなら頼りがいもありますが、厳しすぎると近寄りたくないですよね^^;

CPが高い方は、責任感も強く、ご自分の主張もはっきり持っていらっしゃるし、ご自分も努力するので素晴らしいのですが、相手にも同じレベルを求めてしまう・・・ここが問題点になることが多いです。

なので、相手ができないと、イライラしたり、「なんでできないの？」と責めてしまったりすることも。

そうすると、なんとなーく近寄りがたくなって、いつの間にか周りから人がいなくなってる・・・なんてことも^^;

最近、飲み会に誘われないとか、なんか避けられてる感があったりしたら、「もしかして・・・」って考えてみてください。

続きはまた次回に☆