大きな利益は米国に渡る仕組み? - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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大きな利益は米国に渡る仕組み?

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 スマホゲームを作成している、セガ、カプコン、タイトーなど15社は、ゲーム配信会社のグリーやDeNAを通さず、直接お客さんにゲームを提供する連合組織の結成を目指しています。現在、ゲーム配信会社には、売上げの1割近い金額を支払っていて、この支払いを無くそうとする狙いです。

 過去にも、楽天市場やヤフーショッピングへの出店料が高いところから、有力なショップ経営者がポータルサイトの作成を模索しましたが、結局は失敗しています。ゲームメーカーの発想で配信サービスを行おうとしても、そう簡単にはいきません。

 それより気になったのは、これらゲーム作成会社が、配信会社以外にアプリ配信元にも利用料を支払っていること。しかも、アップル、グーグルの配信元には3割も支払っているといいます。コンビニの本部と加盟店の関係と同じで、アップル、グーグルへの支払いが格段に大きいことがわかります。

 何かこの関係は、日米政府の関係と同じような気がします。安倍首相は、憲法改正や集団的自衛権の行使など、わが国の軍国化に向け強硬な発言を繰り返しています。ところが、米国は日本の憲法改正も集団的自衛権も望んでいません。オバマ大統領は安倍首相と会うことを避けていますが、警戒していることは確かです。

 日本ではマスコミがほとんど問題にしていませんが、米国政府は、安倍首相が首相を辞めた後の、無役時代の発言に神経を尖らせていると言われます。例の、終戦記念日に靖国に参拝しなかったのは「痛恨の極み」などです。集団的自衛権を立法化しようにも、相手国の米国は手助けを望んでいないようです。

 元来、自民党が自主憲法を言い出したのは、米国の呪縛から逃れるためでした。今は、中国や韓国から領土を守ることを目的にしています。時代の変化と共に警戒すべき相手が変わり、憲法を変えるためなら何でもよいのでしょうか。最後は、米国からの圧力で全てのモノゴトが決まる、スマホゲームと同じ仕組みに収まりそうです。

【一言】
 日米には、利益を上げる仕組みづくりに大きな差があります。日本人起業家や経営者は、利益を上げることに真剣さが足りないのでしょうか。この国全体に、赤字経営でも会社は何とかやっていける仕組みができていますし、経営者も従業員も、何とか生活していけたらよしとする空気があります。TPPがスタートしますと外国資本が入ってきて、この空気は変わります。

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