- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
昨日の夕立ちで少し涼しくなった気もしますが、
今年も猛暑が続きますね。
35度を切ると涼しくなる不思議さです。
皆様、こんにちは。お盆も休まず営業の環・小坂です。
8月8日に帝国データバンクが発表したリリースが興味深かったので共有します。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p130801.html
「「広告代理業」の倒産は過去最悪に迫るペース」というタイトルです。
・広告代理業の倒産が過去最高に迫りそう。
・その中でも中小の代理店の倒産比率が高い。(確かに全体の負債総額は大きいわけではない)
・広告制作系は少ない。
・リーマンショックや東日本大震災での広告落ち込みの影響で資金繰りが悪化している企業が多いということ。
・大手広告代理店が中小広告代理店の領域にも手を出している。
・景気回復で広告が復活しても中小代理店にはどこまで恩恵があるか不明。
というような内容です。
このレポートは私個人としては非常に関心があります。
・技術の革新等により数年前から「インハウス化」と「低価格化」が進んでいます。
コピー機やPCの普及で、印刷系の仕事がインハウス化され、低価格化されたのと同じで、技術の進歩は「専門家」の仕事を奪う場合があります。
・以前は「寡占化」だった広告業界も、ネット広告等では当初から「誰でも出来る」ものであり、「広告枠を押さえている」ことの価値がなくなってしまった。(むしろ負担になる場合もある)
・テレビや新聞などを見ない人が増え、ネット広告に流れる。
テレビ等のように「発信するまでが勝負」から、ネットのように「配信を始めてからが勝負」に変わってくると、
頭を切り替えられない広告代理店は遅れてしまう。
・メディアミックスが当たり前になると、ネットが出来ないと仕事を取れない。でも人が少ないから進出できない。
というようなことが起きているんじゃないかと思います。
ウェブ解析をやっていて感じるのが、「PDCAをどれだけ速く回すかが大事」なのですが、
これはウェブ特有であり、他の広告ではスピードはそれほど重要視されていなかったのではないかと思います。
ウェブ解析が中小広告代理店が差別化するノウハウであり、そこを身につけた人が成功するのではないかと感じた次第です。
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