開放感のあるリビングスペースはとても気持ちの良いものです。 大開口のサッシによりベランダ、外のローケーションともつながり、中庭にも解放されている、そして書斎スペース、ダイニングへと続く開放感は魅力的な空間構成です。
写真のリビングもまさにそんな開放感を感じるオープンリビングですが・・・こういう開放感のある空間で意外と悩んでしまうのが生活には欠かせない「家具」のレイアウト。
開放的な空間の場合、家具やモノを置くためには欠かせない壁面が極端に少なくなる傾向があるため、設計の初期段階から家具や大型TVなどのレイアウト、その空間での暮らし方を細かくイメージして計画を進めることがとても大切です。
このマンション邸宅をデザインする際も、どのような家具をレイアウトしどのような雰囲気が実現できるか?という問いかけから始まり、コンセプトを固めて何パターンかのライフスタイルが実現できることを想定して空間構成を計画しました。
家具をレイアウトするための壁面、窓の位置や大きさ、照明のバリエーション・・など、そしてこのオープンリビングでは上質でゆったりと座れるアルフレックス社のソファをシンメトリーに配置した開口部のある壁面を背に堂々とレイアウトすることにしました。 リビングの中央に四方から使用できるローボードをデザインし50インチTVをビルトインしています。 ローボードのカウンターTOPはホームパーティーの時など優雅なスタンドカウンターとしても使えます。
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酒井正人Design Diary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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