アジア・オセアニア主要10か国の株価の動き(2012年8月1日~2013年7月31日) - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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アジア・オセアニア主要10か国の株価の動き(2012年8月1日~2013年7月31日)

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アジア各国の、2012年8月1日から2013年7月31日の騰落推移を紹介します。
下図は、アジアの先進国、香港(ハンセン指数)(黄色)、シンガポール(ST指数)、オーストラリア(SPDR S&P ASX200 FUND)の1年間の動きです。

130801ハンセン・ST・ASX

現時点で最も上昇したのはオーストラリアで15%を超えています。4月から5月にかけて20%を超えていたのですが、6月に入り急落し、7月に半分戻しています。

次いで、香港ハンセン指数が10%のレベルまで回復してきました。昨年後半は順調に上昇してきましたが、2月に入り変調、5月から6月には15%も下落してしまい、7月にようやく回復しています。今後は、中国の動向に負うことが大きいと考えます。

シンガポールは、3国のなかでは低調でした。5月の世界的な株価上昇でも10%を超える程度で、現在は1年前に比べ5%の上昇にとどまっています。中国の景気の影響が大きな3国ですが、それぞれの上昇の過程と、5月~6月の下落幅、7月の回復度は大きく異なっています。

下図は東アジアの新興国3国の株価の動きです。期間は2012年8月1日から本年7月31日です。

130801上海韓国台湾

最も順調に上昇を果たしているのが台湾加権指数(黄色)です。昨年11月には一時8月の価格を割る場面がありましたが、1月末から上昇トレンドに入り、中国景気の鈍化にも関わらず、5~6月の下落も軽微に終わり、7月には10%を超えるレベルに留まっています。

一方上海総合指数(ブルー)は6月の急落で、前年8月の価格を割り、7月は依然として横ばいの状況です。また、中国の経済圏に深く関与した韓国の総合指数も、上海総合指数を追うように下落していますが、7月に入り何とか前年に対してプラス圏に戻りました。

下図は、アセアンの大国インドネシアと、オーストラリア、ニュージーランドの動きです。期間は同じく1年間です。

130801NZX50インドネシア・オーストラリア

この一年毎月過去一年の騰落を紹介していますが、ニュージーランドのNZX50(黄色)は堅調に上昇しています。6月の下がりも横ばいのレベルで留め、過去1年間で30%の上昇を果たしています。ニュージーランドは、日本、香港、シンガポール、オーストラリアとともにMSCIの分類では先進国株価の一員です。農産物・畜産物・乳製品・観光産業で順調に経済発展を続けています。

お隣の大国オーストラリアは、資源国として、中国経済の景気鈍化の影響で、株価は昨年8月に対し10%超に留まりました。6月の急落はインドネシアより急な落ち方で、25%超から10%へ15%の幅で下落しています。

オーストラリアの北のアセアンの大国、インドネシアは8月から5月まで順調に進展しましたが、ここにきて新興国からの資金回収の流れの影響で、5月は下落しましたが7月は戻し、昨年8月に対し15%超まで回復しています。

下図は、アセアンの西方に位置するインドとマレーシアそしてシンガポールの過去一年の推移です。

130801ムンバイ・マレーシア・シンガポール

インドのムンバイSENSEX指数(黄色)は、昨年後半で上昇し、年明けからはほぼ5%~15%の中で上昇・下落を繰り返しています。マレーシア総合指数(ブルー)は、8月から3月までは、横ばいでしたが、4月に入り滋養賞をはじめ現在は10%に届くレベルまで上がってきています。ただ、力強さは感じられません。インドネシア、ベトナムなどアセアンへの投資は東側に移っているようです。

同じアジア・オセアニアの国でも、このように株価の動きは変わります。アジアへの投資の際にも、分散投資をお考えください。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師

独立系顧問料制アドバイザーとは
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