成功事例をマネさせるならば「背景」「目的」を理解させよう - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター
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成功事例をマネさせるならば「背景」「目的」を理解させよう

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「単純に形だけをマネするんじゃあなくて、このチームが何故成功したのかをよく研究してご覧。表面よりも根っこをマネ出来たらきっと大きな宝物を手に入れることが出来るよ。」

既に上手く行っている方法をマネすることは、ビジネスの世界ではよく行われます。色々な講師がセミナーで話をしている内容も、色々な著者がその著書で表現している内容もすべて「成功事例」です。なので、それをそのまま導入すれば効率よく成果が上がる・・・・そう思っちゃいますよね。

でも、そうは簡単にことは運びません。
何故かというと、あなたの部下全員が、高いモチベーションで「マネする」ことに取り組めていないからです。全員が、武術の修行をしているような、高い志を持っているのならば何も苦労はしませんが、現実はそうは行きません。ひとそれぞれに、モチベーションの形も大きさも違うのです。

では、そんなバラバラなスタッフや店長達をやる気にさせつつ、効率よく成果を上げさせるにはどうしたらよいのでしょうか?

部下のやる気の大きさにかかわらず、すぐに良い事例を受け入れてもらって成果を出させたいのであれば、せめて「その事例の背景」を探らせる仕掛けを持たせれば、効果は倍増します。

これは、素直に「それやります!」と他者の成功事例を受け入れるひとであっても同じ事です。何でも素直に受け入れるひとは、手間を掛けさせないので上司にとっては楽ですが、事例の深さを理解し、掘り下げながら取り組むひとは、ごくわずかです。ほとんどの上司は、素直(そうに見える)部下の元気な「はいわかりました」という前向きな態度にだまされるのです。

「だまされる」とはチョット語弊がありますが、安心してしまって、フォローアップを怠ってしまい、違う所に行ってしまったことに気がつかない・・・そう言うことが多いのです。何事にも素直さは大切ですが、素直ならば浅くて良いというものではありません。素直で、深掘りが出来るとより成功しやすくなります。

さて、「事例の背景を探らせる」方法ですが、一番効果的なのは、マネをする成功事例についてスタッフ全員でディスカッションをするのです。で、ポイントは、そのディスカッションの仕方です。それについては長くなりそうなので、また明日にでもお話しします。

今日のポイントは、成功事例を部下にマネさせるときには、素直な部下でも、もっと深掘りをさせるように仕向けることです。深掘りをすればするほど、共感ポイントが出てきます。そうすれば、他人の事例でも自分と重ね合わせることが出来るのです。

ではまた明日!

 

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