見過ごしがちなサイン - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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見過ごしがちなサイン

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元総務・元人事の打ち明け話
自殺の記事が、ほぼ毎日、メディアで報道されるようになりましたが、
つい先日も、板橋区の小学生が、卒業式の日、自宅のマンションから
飛び降り自殺、という事件が起こりました。

報道によると、学校生活の中で、自殺を伺わせる発言や態度(サイン)
は、発せられていたようです。

気づけない怖さが、あらためて、突きつけられる思いです。

こういった命に関わる程の事ではなくても、会社内でも、それぞれの
社員が、仕事の事、家庭の事、いろんな問題を抱えながら、日々の
仕事に取り組んでいます。

人事の仕事範囲として、私が重視していたのは、それぞれの社員が
発するサイン(無意識的なもの)を見過ごさない事でした。

これは、業務として、明確なものではなく、部下にも、教えづらい
部分ではありましたが、経験上、未然に労務トラブルを防ぐ、最も
効果的な手法と確信しています。

「声をかける」という行為が、何より重要なのです。

最近、KY(空気を読む)という流行語が定着化してきていますが、
本来は、場の状況を察するより早く、そこに至るプロセスを含め、
前後の流れをつかみ、危急的対処と抜本的対処を併用し、解決を
図るのが、より理想的、積極的なKY対策だと思います。

但し、こういう事を実施するのは、一般企業でも簡単ではないと
思いますし、学校現場では、なおさら厳しいでしょう。

学校という狭い価値観の中で、現場のプロである教師が、そこまで
責任を背負わされても、解決は遠のいていくばかりだと思います。

これら一連の問題は、教育制度の総合的な改革を通し、例えば、一般
企業の人事的な立場で教師や生徒の“メンタルな部分”をカバーする
専門職制度を導入し、冒頭のような事件が、二度と起こらないような
体制を、早急に整えるべきではないかと思います。

人は皆、自分の存在を知って欲しい、気づいて欲しい、と思うもの
ではないでしょうか。

身近な人たちからの“サイン”(心の声)に、もっと耳を澄まして
みましょう。

それは、自分という存在を生かす事にも、きっとつながっていくと
思います。

皆さんも、是非、休日の昼下がり、ゆったりとした時間の中で、
回りの人たちの事を思い浮かべ、イメージをしてみてください。

ふと、気づかされるサインから、何かを発見できるかもしれません。
心の感性を磨き込み、よりよい明日につなげましょう。


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