- 下枝 三知与
- NPO法人健康福祉実践協会(理事)CST コミュニケーションサポートチーム(代表)
- ビジネススキル講師/カウンセラー
対象:ビジネススキル研修
皆さんは「のみゅにけーしょん」という言葉をご存知でしょうか?
昔流行ったことがありましたが、お酒飲む機会を持つことでコミュニケーションをとるという意味でつかわれていました。
お酒が好きな方は多く、飲むことによってアルコールが回って気持ちがリラックスできていいですよね
リラックスできるのは良いのですが、その仕方もいろいろなパターンがあります。
明るくなる、おしゃべりになる、笑い上戸、愚痴っぽくなる、泣き上戸、タッチ好き・・・いろいろありますが、周りが嫌でも本人は無意識ですから、知らん顔
その豹変ぶりが嫌で、付き合いをしなくなってしまう場合も多いでしょう
また強引に誘われるのが嫌で、仕事とプライベートをきっちり仕分けしている若い人も増えてきました。
お酒のお付き合いは、飲める飲めないは別として、お酒を飲む場面が醸し出す、それなりのコミュニケーション効果があるのかもしれません。
仕事場では立場上本音を言えなくても、仕事が終われば「人と人」の関係であり、建前ではない素の自分を出しやすいという面もあるでしょう。
そうはいっても先輩や上司と飲みに行くのは気疲れしますが・・・。
お酒の力を借りて普段言えないことを言ってみたり、あるいはお酒の席での一言で相手の意外な面を発見したり・・・
逆に、得した気分にしてくれることもゼロではないと思います。
「建前と本音」、外国人からするとわかりづらい日本人らしいですが、相手を思いやり気遣う手段として使い分けるのは良い習慣だと考えます。
「いい過ぎず、かといって主張しないわけではない」このバランスを取るために考えられた手法です。
しかしながら、この「建前と本音」の使い分けにも大きな落とし穴があります。
ギャップが大きくなってくると、自分の心をうまく調節できなくなる危険性があります。つまり、心をコントロールできなくなってくるということ。
こうなると「本音がどこにあるのか、自分はどうしたいのか」が見えなくなって、苦しむことになり、高じると体と心に変調をきたしてしまいますね。
ですから、建前と本音のギャップはできるだけ少なくすることを心掛ける必要があります。
その一つの方法として「のみゅにけーしょん」、これは有効かもしれません
ちなみに、私は100%の下戸で、人生の半分は損しているかもしれません。
しかし、ウーロン茶での「のみゅにけーしょん」は得意中の得意です
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