土地相場を知ることは、不動産投資の基本です。土地を探すときにも、土地を購入するときにも。

アパート経営においても、各種の不動産投資においても、成功するために忘れてはいけない法則があります。

それは土地の相場を知ることです。

相場を知らずに、アパート経営をしてはいけません。

土地価格の相場を知らずに、土地を買ってしまったことに気が付いても、次に売りに出したときには、間違って購入した価格で買ってくれる人はいません。

数千万円のロスがでるケースもあります。

また、土地価格の相場で購入することも、私たちにとって良いこととは言えません。

サラリーマンが土地を購入してアパート経営を行う場合は、土地の費用と建物の費用がかかります。

しかし、すでに土地を持っている地主さん場合は、土地の費用はゼロ、建物の費用が掛かるだけです。

さらに、東京では土地の価格が高いため、地方よりも地主さんとこれから土地を購入する人では、スタート時点で大きな差が開いてしまっているのです。

このように地主さんは優位な立場にあるので、今から土地を購入してアパート経営を始めるには、相場価格よりも安く土地を購入しなければいけません。

一般の人が土地の相場を知る事例では、たいていの場合、不動産の営業マンから、説明を受けることが多いのですが、それは危険な面もあります。

１つ目は、本当に平等なコメントを伝えられているのかわからないこと。

どの情報源を使っているのかを確認しましょう。

どれほどの情報量の中から、その価格帯が選ばれているのかをチェックしましょう。

この答えはインターネット上にあふれています。

探している地域の土地の売却情報を検索すればよいのです。

営業マンの言葉だけを信じずに、自分でインターネットで調べましょう。

これは当然だと思われるかもしれませんが、まだまだ、土地の相場価格を間違えている人がいます。

また、路線価図にて相場を確認することができます。

土地を探しているときには、この図面をチェックすることもお忘れなく。

以下は、国税庁の財産評価基準書のサイトです。

（これは、全国対応です。）

http://www.rosenka.nta.go.jp/

さらに詳しく見た事例として、世田谷区世田谷１丁目の路線価図です。

http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h25/tokyo/tokyo/prices/html/37035f.htm

これは、インターネット環境さえあれば、無料で見られるものです。

通常は、路線価よりも一般の土地売買価格が高い傾向があるので、この路線価をみて、土地購入の判断をするべきなのです。

まだまだ購入者がこの路線価図を見ているケースが少ないので、しっかりと調べてください。

２つ目は、土地相場を継続してみることが大切です。

土地相場では、近隣の土地と比較をすることも有効なことです。

しかし、調べる時期が異なると、相場も異なります。

１度だけ、相場を見るのではだめです。

１年前、２年前との比較も大切です。

この点でも、営業マンのコメントだけでは、１時期しか見ていないケースもあります。

たまたま高く評価された時がその土地が持っている基礎的な相場だと考えてしまうことは危険です。

路線価図も、平成２５年、平成２４年、平成２３年と３期分見ることができるので、有効に活用したいものです。

インターネット上の土地売却情報も継続して見続けることで、土地購入時に失敗をすることがなくなります。

そして、相場よりも低い価格で購入するのという成功を掴むことができるのです。

土地相場を知ることは、アパート経営で成功するための基本です。