今週は全国的に暑かったですね。
埼玉県では「手足口病」の感染率が高まっているため、手洗い・うがいの実行が重要になっています。
また、室内に居ながらの「脱水」 「熱中症」による救急搬送も増加しているため、体力のないお年寄り世帯こそ、冷房による福祉環境が必要です。
高齢者層は冷房を嫌う
これはエアコンの位置を安易に設定してしまった我々 建築分野に携わるものの責任かもしれません。
お年寄りのかたのADLを観察すると、就寝時のベッド(ふとん)かリビングの決まった場所のどちらかで一日の大半を過されています。
その場所の温度環境を整備すると同時に、風向きが直接当たっていないか、廊下やトイレなど他の場所との温度差が激しくないかなど、日中と夜間の住環境観察ができれば しっかりとしたサポートが出来ると思います。
エアコンを使わないことが省エネへの貢献 という間違った発信をせず、「冷やしすぎない」ことを心がければ最近の電化製品自体が省電気量になっているので問題ないと私自身ふれ回っております(^^)
スーパーやデパートなどの商品品質管理と空調管理システムが整えば、住宅よりも省エネ効果が発揮されるのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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