「相手軸な物語人」⑰拙著の読書感想を頂きました(その32) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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対象:人材育成

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「相手軸な物語人」⑰拙著の読書感想を頂きました(その32)

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「そこで、お互いの想いを理解しあえれば、お客様をお迎えする・おもてなしする準備が8割は終了しています。立ち止まって、よくよく考えてみると、実は原理としては、至極シンプルなことに気付かされました。」

そうなんです。相手軸に立つことは、実にシンプルなことなのです。複雑にしてしまっているのは、自分勝手な自分軸です。相手の為を想えば、実にシンプルです。この素敵な気づきを持って下さったのは、丸源ラーメンの店長。今までの自分を振り返りつつ、次に自分が取り組むことは何か!と前向きに考えられています。

(以下本文)

物語の皆さま、お疲れ様です。標記の件、感想を以下に記します。

まずは、自分軸をどう設計しているのか?
それを、周りにどう発信しているのか?このニ点です。

今年で、入社して10年目。
店長としては、8年目。
今までは、予算や前年に対して、毎月クリアではなかったですが、立地・商品力・システム・時流にのった武器があり、出会った社員や、パートナーさんも優秀な方に恵まれていました。「ついていました。」

今がそうでは無いと言う事じゃなく、丸源に異動してきて三年目ですが、個人的に「いち店長として」という切り口での、今まで本気で、考えてきていなかった部分、時間を費やしていなかった部分が、まさにこの本の内容にリンクしていました。

安城の自慢を少しだけ披露すると、ランチのパートさん達は、当然ながら働くという自覚を持っていて一号店というプライドと、日々お客様の目線にたった考えを持っている方が揃っています。アンケートに毎日目を通す人もいますし、自分の顧客を持っている人もいますし、「主力」と位置付けている人も、週末ごとに、「今日の伝票の通し方どうだった?」とあくなき向上心を見せてくれる人もいます。

アルバイトにも、母親と食事に来ていて「アルバイト募集していますか?」と聞いてきて、採用した子がいます。この子は、去年ホールのホスコンに選抜して、予選通過は出来なかったのですが、今年リベンジに燃えています。

他にも、帰属意識が高く、もっとこうした方が良い営業が出来たと振り返りを行うスタッフも在籍しています。総じて、言えることは、「売上を上げるJ」の前提にある、お客様に満足してもらうには、どうあるべきか?がしっかりと自分の中で確立していることです。

それと、今の自分が成すべきことが何なのかが明確であることです。そして、もう一点。社員と良く喋っているという事。物語として、丸源として、社員として、お店をどうしたいのか?各スタッフにどうなって欲しいのか?必然的に、会話をしていると、この本の命題にもある「相手の本音』を聞く時間も発生してきます。

そこで、お互いの想いを理解しあえれば、お客様をお迎えする・おもてなしする準備が8割は終了しています。立ち止まって、よくよく考えてみると、実は原理としては、至極シンプルなことに気付かされました。

もう一つ。
アルバイトが卒業する時に、想いを込めてプレゼントを贈るというエピソードがありましたが、私も、これに近い,思想を持っています。特に、若い学生組に関しては、アルバイトを通じて時間を守る、挨拶をちゃんとする、自分の仕事に責任を持つといった、社会に出てからも、通用する基礎を学んで巣立って欲しいという想いがあります。

もう5年前に配属していた、アルバイトの子から連絡があったり、先日も6ー7年前に配属していたお店の女の子からメールがあり、今度結婚式をあげることになり、招待したいと連絡がありました。その時とは、当然ながら個人的にも、立場的にも環境は違いますが、単純に仲良しであった訳ではなく、時として感情を交えての言いあいすらも、していたように思います。

ここまで、くると自然と自分のなすべきことが明確となっています。「喋る」時間ありきで、どうスケジュールを組んでいくか?共に戦っている社員の子も含めて「思想共有・戦略的会話・バカ話」をする時間を作れるよう重要課題として取り組んでまいります。

(以上本文)

バカ話も相手の気持ちをつかみ取る素敵な方法ですね。ますます賑やかで元気なお店を作られていくのが楽しみです。顔晴れ~

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