- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
戦国WorldWide時代:楽市楽座の考え
信長の当時として画期的だった取り組みの一つとして楽市楽座があります。
古くの中国でも人やものを集める手法としてありましたが、当時の日本ではめずらしかったようです。
「誰でも商売ができ」「商売することによる税金はとらない」というのが楽市楽座ですが、
楽天市場の名前の由来にも楽市楽座があるように、インターネットの世界では非常に必要な考えです。
従来のビジネスでは、店舗を構えるにはコストが多くかかり、場所が開いてなければ出店できないし、
場所によってはシャバ代(最近は減ったようですが)がかかるなんてこともありましたが、
インターネットの世界ではどこにでも(これがどこかは出展者の努力次第で大通りにも商店街にもなるのですが)
出店可能ですし、コストもリアルな店舗や事務所を構えることを考えれば驚くほど安いです。
さらには進んで自らの領域の中にも楽市楽座を取り入れることで、
滞留する人を増やし、ビジネスを拡大させることも出来ます。
来るものを拒まず去るものを追わず的な発想もネット社会では必要ですが、
この楽市楽座的な環境をどうすれば構築できるのか?
これはインターネットでウェブサイトを構える企業の方々には必要な考えです。
SEOやSEMはどうか、ターゲットに訴求できる内容になっているか、
気軽に入りやすいか、ユーザビリティはどうか、独りよがりのデザイン・コンテンツになってはいないか、
アクセシビリティはどうか、活気はあるか、など一度チェックしてください。
教訓:人が集まる環境にするには独りよがりの考えはNG
ターゲットの気持ちになり、集まる環境を作るべし。