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日経記事;『軽の燃費競争が加速 ダイハツ,1リットル33.4キロに/スズキはワゴン初の30キロ』に関する考察

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皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

7月7日付の日経新聞に、『軽の燃費競争が加速 ダイハツ,1リットル33.4キロに/スズキはワゴン初の30キロ』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『軽自動車各社が相次ぎ最高燃費のモデルを発売する。ダイハツ工業が8月、セダンタイプで最高の1リットル当たり33.4キロメートルを達成した「ミライース」を投入。スズキは月内にも最量販車の「ワゴンR」で、車内空間が広いワゴンタイプとして初めて30キロメートルを達成する。

激しい開発競争で確立した低コストの「燃費30キロ」技術を新興国市場開拓にも生かす。

ダイハツはエンジンの廃熱を変速機のオイルの加熱に使う技術を開発し、ミライースの燃費を1割強高めることに成功した。スズキは軽量化を徹底。ワゴンRの燃費を1.2キロ高め、衝突回避装置も搭載する。

両社は燃費が30~35キロのハイブリッド車(HV)と競うように低燃費化を進めてきた。ダイハツが2011年にミライースで初めて30キロを達成し、スズキが今春、33キロの「アルトエコ」を発売した。

HV並みの燃費を実現しながら軽の価格は100万円前後にほぼ据え置かれ、国内新車販売の4割を占める主要市場になった。ホンダもワゴン型の低燃費車を年内にも開発する。軽の燃費は30キロ超が主流になる見通しだ。

インドネシアで低価格で環境性能に優れた車の税負担を優遇する政策が近く始まるなど、新興国の環境規制が強まる。ダイハツはインドネシアで発売する排気量1千ccの「アイラ」に軽の低燃費技術を採用。スズキもアジアで燃費改善技術を活用する方針だ。』


国内自動車の低燃費技術は、世界最先端のものになっています。これは、国内市場での激しい競争と石油や軽油をほぼ100%輸入に頼る状況から、必然的に低燃費化を進める必要に迫られていることによります。

また、二酸化炭素や硫黄などの排出量削減を国民的合意事項として、各企業が取り組んでいることも、自動車の低燃費化を後押ししています。

米国の自動車メーカーは、TPP交渉に絡んで国内自動車が日本市場で出している軽自動車は、国内企業のみが事業しており、不公平だとの主張をしています。

この批判は全くの的外れなものです。

国内メーカーは、軽自動車市場で激しい競争をしており、これが低燃費化対応を後押ししています。しかも、軽自動車は、トヨタやホンダなどが出しているハイブリッド車との競合にも直面しており、低燃費化を含めて高付加価値化を追求する必要に常に迫られています。

軽自動車の専業メーカーであるスズキは、当該自動車で培った技術・ノウハウを小型車に応用して、インド市場などで成功しています。

石油資源は有限であり、その貴重な資源を世界で大事に使っていくことは、今後ASEAN、中南米、アフリカなどの地域で経済成長が加速する状況下でますます重要になります。

同時に、化石燃料を使うことで発生ずる環境対応(二酸化炭素排出削減など)もさらに重要なことになります。

水素自動車などの環境対応車が世界市場に普及するにはまだ時間を要します。貴重な石油資源を有効活用しながら、環境対応するには自動車の低燃費化は有効な方法になります。

国内自動車メーカーは、軽自動車と日本市場のみで成長してきた分野で磨いた技術・ノウハウを小型車などに生かして世界市場でさらなる事業拡大を図ることが可能になっています。

例えば、ASEAN域内では自動車の高速普及で公害問題が深刻化しており、低燃費車の需要はますます高くなります。

ハイブリッド車だけでなく、ガソリン車でも低燃費化を進めていけば、国内自動車メーカーにはさらに大きな市場を世界で取ることが可能です。

自動車産業のすそ野は広く、低燃費化を実現するための素材、部品などの関連事業も新規開発を進めることで、国内市場・経済に大きな成長機会をもたらします。

国内自動車メーカーの環境対応車が世界市場を席巻することが、世界の環境・エネルギー問題の負荷低減化に貢献します。

軽を含む国内自動車メーカーには、更なる低燃費化へのあくなき挑戦と、技術開発・ノウハウ蓄積を期待します。

環境・エネルギー対応は、どの事業分野の国内メーカーにとってキーワードになりますし、得意分野でもあります。

国内メーカーが、オンリーワンの技術・ノウハウで環境・エネルギー対応を行ないながら、世界市場で勝ち組みになることが重要です。

この観点から、国内自動車メーカーの今後の進化に注目していきます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

 

 

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