- 金指 善孝
- ひらめきプラス研究所 代表
- 東京都
- 大人の学びコンサルタント
対象:ビジネススキル
こんにちは。
Kindle書籍「1日5分で身に付くデキる人の速読術」の著者金指(かなざし)善孝です。
Amazonレビューを更新いたしました。(ニックネームは「電子書籍学びコンシェルジュ」です)
参考にしていただければ幸いです。
「人は逆説的な考え方を知ることではじめて現状を認識することができるのです。」
人生という時間の長さは思っている以上に短いものです。
いろいろなことに手をつけることも大切ですが、
ある時期から捨てる勇気を持つことも重要なのです。
最近は、セミナーや朝活などが若い人の間でとても人気です。
何かを得るためには同時に何かを捨てる必要があります。
吸収するだけだと、直ぐに自分の器が一杯になってしまうからです。
直ぐに捨てられるものは何ですか?
本の中で一環して問われているテーマです。
この本は20代に限らず新しいことを学んでいる人には
年代を問わず参考になる本でしょう。
「自由」ということばは決して「楽」であると意味とは
同義ではないのです。
多くの人は、固定観念や社会的観念に縛られながら生活しています。
それが決して悪いということではありません。
しかし、著者のような生き方もあることを知る意義は大きいと思います。
著者は会社員時代もかなりの収入があったことが想像できます。
しかし、会社員時代から現在のノマドライフをおくるために生活を切り詰め
自分の夢を主張することによって現在のライフスタイルを掴み取ったとのことです。
つまり、お金があったからノマドライフをおくれている訳ではなく、
ノマドライフをおくるために必死にお金に縛られない人生を選択してきたのです。
最近、「今」ということばが流行っています。
将来のために物を所有したり能力を磨くことはとても重要です。
しかし、「今」本当にすべきことは何なのか?
つまり、「何かを得ることなのか?」「何かを捨てることなのか?」
この本を読みながら改めて考え直すことができました。
著者は、捨てる基準をこう言っています。
「今、使っていないモノは捨てる。」
シンプルなことばですが、これを実行するのはなかなか難しいものです。
例えば、私は沢山の蔵書を所有していますが、「今」を基準にしたら
ほとんど使っていないという分類に入るでしょう。
でも、現実的に全て捨てることは難しいです。
この本では読者にあるテーマが投げかけられている気がします。
「自分の人生をどうやって生きるのか?」
「自分の人生の舵は自分で取らなくて良いのか?」
ということです。
私たちは当然生活をしていかなければなりません。
よって、直ぐに180度違った生活をおくることが出来ないのも現実です。
しかし、現実と対極的なライフスタイルを知っておくことで
人は現状の生活を振り返ることができるのだと思います。
その振り返りが、自分の人生の生き方を考えるきっかけになるのではないでしょうか。
最後に、誰にでも当てはまることばを引用いたします。
「本当に”できる人”は、なんでもかんでもこなせる人じゃない。
目の前の仕事から好きになれるところを見つけて、それを自分らしく、迷わず、
愚直なまでにやり抜ける人のことだ。自分にはこれしかないとうことを、否定もせず、
悲観もせず、ただひたすらやり続ける。」
自由であり続けるためには自分を信じてあげられる能力が必要なのだと思います。
そして、無我夢中に子供のように一心不乱に取り組めることが肝心なのです。
この本に書いてあることを否定することは簡単です。
しかし、現実の生活と対比しながら読み進めていくと「今」自分にとってやるべきことが
見えてくるのではないでしょうか。
自分を信じ、日々努力を継続している人にとっては参考になる一冊ではないでしょうか。
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