- 西田 淑子
- サクセスインサイド・コミュニケーション 代表・コミュニケーショントレーナー
- 大阪府
- ビジネスコーチ
対象:コーチング
もし、あなたの前に現れた異性が、気になる存在だったらどうするでしょうか。
私が中学生のとき、同じ部活にちょっと気になる男子がいました。1年生の時の同級生です。実はそのとき、ごく近所の女子の同級生につられて、美術部に入りました。絵を描くのはまあまあ好きなほうで、水彩画ではなく、油絵が描けるということも動機の一つでした。
美術部に入ってみると、先輩の女子と男子の仲が悪くて、そのときの先生が、絵画派と造形派に部を分けました。たまたま、女子は絵画派で、男子が造形派に分かれていたからなのでしょう。同級生のちょっと気になる男子は、当然の如く造形派にいきました。私は、というと、近所の女子同級生は絵画派、私の美術部入部の動機も油絵が描きたい、というものだったにも関わらず、なんと造形派を選んだんです。気になる男子と一緒にいたい、共通点を作りたいという乙女心ですね。おかげで、かなり仲良くなりました。
その次に、同じクラスに、やっぱり気になる男子ができました。その男子とは、部活も違うし、席も離れているし、班編成でも一緒にならないので、共通点がないのです。文化祭か何かのときに、その男子が当時流行っていたフォークソングを、ギターの弾き語りで歌いました。それで私もギターの弾き語りをしようと思い、親にクリスマスプレゼントとお年玉を一緒にしてもらって、ためていたお年玉と合わせて、ギターを買いました。
好きという感情は、すごいものです。ギターを買うより、レコードをプレゼントしたほうが、効果的だったのでは、と思いますが、たった一つのギターという共通点のためにだけに、他に欲しい物を全部あきらめてまで、目先の利益に飛びつくなんて、無鉄砲もはなはだしい限りです。
それからまだあります。3年生のときに、また別の気になる同級生の男子が生徒会長に立候補したので、私も生徒会に立候補しました。結果は彼は生徒会長に選ばれ、私は立候補の動機が不純だったからでしょうか、見事に落選しました。不純な動機でも、もうちょっと気合をいれて選挙活動をしていれば、万が一にも生徒会に当選して、お付き合いをしていたかもしれません。
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