「不安定」という言葉に象徴される ~境界性パーソナリティ障害 その6~ - 人格障害 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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「不安定」という言葉に象徴される ~境界性パーソナリティ障害 その6~

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  1. 心と体・医療健康
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境界性パーソナリティ障害

今回で「境界性パーソナリティ障害」についてとりあげてきたこのコラムも6回目になります。

これまでは、パーソナリティとは何ぞや?というところから、症例をいくつか挙げてご説明してきましたが、今回は、ここまでのまとめという形で書いてみたいと思います。

前回(第5回)のコラムで
「一見異なる症状で多様に現れるこの障害も、ある1つの言葉に集約される」
と書き、その漢字3文字を謎かけ風に問いましたが、わかりましたでしょうか?
回答は安定】です。具体的には
感情の不安定さ
行動の不安定さ
対人関係の不安定さ

楽しそうにしていたかと思うと急に落ち込む
賞賛していた相手を突然こきおろすようになる
過食・拒食、リストカット、OD(大量服薬)を繰り返す
過剰なまでの異性遍歴
このように「症状」としてのあらわれ方は様々ですが、感情や行動、対人関係の面で、極端な不安定さを見せるという点では共通していて、激しい感情の揺れ方が対人関係でトラブルに発展したり、逆に対人関係のストレスが感情を不安定にし、自傷行為を起こしたりといった風に、それぞれの不安定さが関連し合っているのです。

原因については
「自分はこういう人間である」という自己イメージが描けない
→感情がブレやすく、その感情の揺れから問題行動を起こす
ことが大きいと考えられています。

ブレない生き方
最近よく聞く言葉ですが、これは「自分はこういう人間であるということを認め、それに肯定感情を持って生きていく」ということです。

ブレない生き方、できていますか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回はこの障害を抱えるようになる「病因」について、現在唱えられている諸説をご説明してみたいと思います。

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 心理カウンセラー)
フィールマインド 代表カウンセラー

感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。

会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。

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