お客さんに嫌われるビジネスは続かない - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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お客さんに嫌われるビジネスは続かない

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 最近、雇っている従業員に悩む経営者が増えています。神奈川県で30分フィットネスを開業して経営者は、新たに雇った店長を二月で辞めてもらいました。それまでの会員のうち、10%近い38人が一月で退会してしまい、慌てて店長を代わってもらう決断をしました。

 東京・葛飾区の惣菜店経営者も、試用期間中のパート従業員に辞めてもらうようです。東京・立川市では、飲食店経営者が自ら接客にあたって、売上げ減少の原因探しを始めています。最近のビジネスで優劣を決めるのは、接客の対応にあることを意識する経営者が増えています。

 お客さんとして上得意の中高年の人たちは、接客サービスをする店員さんの話し方を気にする人が少なくありません。レジでよく使われる「千円からお預かりします」 ファミリーレストランで定番の「以上でよろしかったでしょうか」 アパレル店では、「全然似合いますよ」

 他にも、飲食店で「おビールをお持ちしました」 ファーストフードでの「コーヒーで大丈夫ですか」などなど、朝日新聞の特集「気持ちの悪い日本語」には、気になる話し言葉が数々載っています。飲食店などでは、人手不足が深刻なため、ほとんど従業員教育をしないお店がほとんどです。

 現代は、もっときめ細かいサービスが求められる時代です。メニューの内容や店内の雰囲気にはお金を使うのに、接客に関しては真剣に考える経営者が少なすぎました。最初にマニュアル対応を行ったファーストフード店の口調が、そのまま従業員を通して他の業界に広がっています。

 起業を目指す人は、ビジネスの業種や業態、仕掛けなどを考えるのと同じように、接客方法を真剣に考えるべきです。いくら経営者が画期的な仕組みを考えても、お客さんにそれを提供する従業員の対応が嫌われたら、全てはぶち壊しに終わります。

【一言】
 言葉は面白いもので、日本語としては使い方が間違っていても、多くの日本人に使われるようになると、時代と共に日本語として認められます。ですから、若い人の言葉が一概に間違いとはいえません。ただビジネスにおいては、良い悪いは別にして、お客さんに嫌われる言葉は、好かれない商品同様にバツです。こればっかりは、謙虚に直さないとビジネスは続きません。

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