投資銘柄情報2013/05/27号

●イチカワ（３５１３）
本日終値２９５円（＋１２円）。抄紙用具関連。５月１４日引け後に２０１４年３月期業績予想（当期利益１００．９％増）と年間配当の増配（６円→８円）を発表。この業績予想を好感し、翌営業日に株価は急騰、５月１７日には高値３３０円を付けるに至っている。その後は揉み合いとなっているが、本日より５日移動平均線が右肩上がりに転じたことで、これより再び上値を窺う動きが期待されるところ。2014年３月期予想ＥＰＳ３３．１８円より算出されるレシオは本日終値で約９倍といった水準。５日移動平均線推移を考慮した押し目買いで対処したい局面である。

●プレシジョン・システム（７７０７）
本日終値１９万２１００円（＋４万円）。独自のＤＮＡ抽出技術を持つバイオベンチャー。本日はバイオベンチャー関連銘柄の一角が業種的に投資ターゲットに。本銘柄はそういった銘柄群の１つ。株価は５月８日に高値２７万３２００円を付けた後、日足ベースで指標となる移動平均線がデッドクロスとなるなど、短期上昇トレンド崩れの様相となっているが、本日のストップ高を受け日足が２５日移動平均線上に浮上となった事で、これより上昇トレンド軌道に回帰となる可能性が出てきている。移動平均線がゴールデンクロス示現となる事を確認したい局面。

●コスモ・バイオ（３３８６）
本日終値３０００円（＋５００円）。バイオ専門商社。株価は５月９日に高値３１５０円を付けた後、軟調な展開となっていたが、上昇する２５日移動平均線との乖離縮小となるタイミングでトレンドは再び上値志向に。これより高値３１５０円を抜ければ、上場来高値更新となる事で、個別チャートは青天井入り。本銘柄の株価は上場来高値更新となれば、他のバイオベンチャー企業の相場にも好影響を与える事は必至の状況。iPS細胞技術の実用化は国策の１つでもあり、バイオベンチャー企業関連は息の長い相場展開が期待される業種。上手く参戦のタイミングを捉えたい。

●メディネット（２３７０）
本日終値７１６００円（＋１００００円）。がん免疫細胞療法で細胞加工など支援サービスを医療機関に提供。バイオベンチャー関連銘柄の１つ。株価は昨年末より緩やかな上昇波動が出現中。５月９日に高値８２８００円を付けた後は当面の高値圏にて揉み合い。先週末には市場全体が大幅安となった煽りで、サポートラインの１つである２５日移動平均線を瞬間割り込む場面があったが、本日上昇となった事で、トレンドは崩れるに至らなかった状況。高値８２８００円を抜ければ、株価上値追いに伴う個別チャート面からのフシは遥か上値まで見当たらない状態。

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