- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
( 10年満室 木造アパート M's (エムズ) : 道路側ファサード )
賃貸業をされている方ならご存知かと思います
メゾン青樹 代表 青木純さん。
相続した時に空き室率30%の賃貸マンションを、今や空くの待っている借り手が120組という賃貸に作り変えた方です。
成功の最大の理由について青木さんが言います。
「収益性を第一としないこと」 と。 そして
「住人が愛してくれる家づくりの仕掛けを考えれば、古くても入居率は上がる」
⇒ ケンプラッツ 「空室待ち120組、青木流リノベ賃貸の魅力とは?」
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収益性を第一としない
これまでの賃貸業の常識な見方では、理解できないと思います。
収益という数字ばかりを追っていると、
「新築から数年後、入居率が悪くなれば賃料下げて・・・」
という流れの先を考える事はできません。
だんだんと空き室も増え、埋まるまで時間が掛り、思いきってリフォームしても大した効果なく・・・。
なぜでしょう?
その答えがわからない方は、賃貸業の常識 ・・・ つまり
賃貸を収益でしか考えていないからです。
なぜ 空き室が減らないのか・・・・
だって、魅力ないです。 住みたいと思わない。
先の青木さんもそこに気づいてどんどん変えていったそうです。 運営の仕方を。
というより、大家 としてのご自分を変えたのだと思います。
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大家さんが個性化するべきです。
「自分が住むとしたら ・・・・」 と考えてみましょう。
不特定多数への模範解答はもはや役に立ちません。
大家さんの個性に共感し、人が集まる時代です。
大家さん個性化計画 ・・・・ それは、大家さんの 「住みたい」 を考える事
住宅設計、そして リノベーション/リフォーム の経験から
「大家さんの 住みたい 」を作ります。
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10年満室 木造アパート M's (エムズ) : 道路側ファサードの裏側
1階の道路側には部屋をひと部屋作る事もできましたが、
そこを駐輪場とし メーター類を集め、他の部分が雑然としないように、
あえて部屋を作りませんでした。
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