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MRIという会社が投資詐欺で世間の注目を浴びています。
様々な報道を見ていると投資家の中には
投資経験豊かな人も結構いたと聞いています。
また、多数のオーナーからお金を集めた安愚楽牧場が破たんし
多くの人のお金が戻ってきていません。
MRIのほうはまだ詳細が分かりませんが、
この２つの投資話、共通点があります。
はじめから実体のない話ではなかったということです。
医療債権を買い取ったり、牛を育てたりと
当初は目的どおりに運営されていたはずです。
そもそもどこで間違ってしまったのでしょうか。
ともに利回りと元本を保証していたことでした。
投資ですから、結果によってリターンは当然違うものですが
それを最初からリスクのないものと思わせてお金を集めていたのです。
そのほうがお金が集まるからです。
特に日本人は元本保証などという言葉に弱いですから。
次第に運営がうまくいかなくなると、当然自転車操業状態になり、
そのうち、破たんするという道をたどります。
安愚楽牧場もMRIも同じです。
このようなファンドには第三者の監視の目をつけないと
また同じようなことが起きるでしょう。
おいしい話はないと思いましょう。
このコラムの執筆専門家
- 大黒たかのり
- （東京都 / 税理士）
- 大手町会計事務所 代表税理士
資産運用と節税のことならお任せ下さい。運用会社出身の税理士。
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