- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
皆さんは、子どもを指導する、生徒を指導する、部下を指導するときに何を大事にしているでしょうか。
私は、独学指導で大事なことは「再現性」だと考えています。
再現性というのは、「いつでも再現可能なこと」を指します。
再現性のない指導というのは、例えば
「もっと勉強しろ」
「ここからは気合でやりきれ」
「しっかりノートを取れ」
のような指導です。
再現性のない指導は、普段気にしていない指導者は多用しています。
この再現性のない指導は、
・言った本人は満足
だけど
・言われた方は何にもならない
という悲しいギャップをつくります。
これが続くと、信頼関係さえ崩れかねません。
特に勉強を指導する場合は、相手は「勉強が何か不足している」生徒です。
「あとは自分で考えろ!」と言っても、考えた経験もなければ、考える選択肢も少ない状態です。
では、独学指導ではどうやって再現性を高めるかというと・・・。
独学指導では大きく2つの指導の流れがあります。
その1「理論、考え方の場合」
独学の教科書を各自で読み込む
↓
練習用のページで各自トレーニングをする
↓
スタッフによる確認テストで
「理解したか」「あなたはどう実践するのか」を確認する
↓
後日、その単元の実践不足があれば再度学びなおす
その2「技術の場合」
独学の教科書を各自で読み込む
↓
授業中にスタッフの指導の下、実際にやってみる
↓
うまく使えるようになって終了
必ず、各生徒が「自分はこうする」「こうすればいいんだ」
という地点まで指導をします。
実際に独学の教科書には「具体的」で「いくつかの選択肢があり」、
「自分はどう生かしていくのか」を決められるようになっています。
独学指導は、
最終的には「自分一人で勉強を管理する」
ために指導しているので、
この『再現性』は非常に大切なのです。
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