模試の復習方法 - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

原田 将孝
GLS予備校 校長
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月17日更新

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先週のGLS予備校東京校の授業は、主に第一回全統マーク模試の復習と反省でした。
例年、模試の復習方法については事細かに指示していますが、今年はそれをより徹底させることにしました。

ところで、模試の復習とは一体どうやればいいのでしょう。
解答確認、解き直し、抜けていた知識の詰め込みは当然のこととして、そこで終わってはいけません。
さらに、失敗した原因を徹底して分析し、次に同じ失敗をしないための具体的な解決策を考える必要があります。

よく、「ミスが多かったから次からは気をつけます」という生徒がいますが、そういう人でミスが減ったケースはほとんどいません。
それもそのはず、「どういうところをミスしたのか?」「なぜミスが多かったのか?」を考えていないからです。
原因が分かっていなければ対策のしようがないので、改善にもつながらないのです。

たとえば、「時間に追われて焦って解いてミスをした」のであれば、普段から処理速度を上げる訓練が必要でしょう。
問題文をよく読んでおらずミスをしたのであれば、引っかかりそうなところをチェックする必要があるでしょう。
このように、一口にミスといっても、その原因によって対処法は異なってきます。
徹底した自己分析、つまり「己を知る」ということが大事です。

また、「出来なければいけないのに出来なかったところがどのくらいあるのか」についても確認しなければいけません。
やった範囲なのに知識の抜けがあるならば、そこはすぐに補強する必要があるでしょう。
まだ学習が終わっていない範囲については、出来なくても仕方ないと割り切りましょう。
時間配分のミスやケアレスミスがあれば、先ほど挙げたように原因を分析して解決策を考えましょう。
点数だけを見て一喜一憂していては、成長につながりません。

模試はあくまで模試なので、どれだけ失敗してもいいのです。
模試は本番で失敗しないようにするための訓練の場、己を知るための場です。
本番で泣かないようにするためにも、今を大事にしましょう。

今までもこうした訓練はやってきましたが、それでもまだ不徹底だったと感じた部分があり、そのせいで結果が伴わなかったこともありました。これはひとえに指導者たる私達の責任です。
そこで今年からは新しいことに取り組んだわけですが、それがいったいどういう結果を生み出すのか、今からとても楽しみです。

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