私は「セックスフレンド」 という言葉が嫌いです。
この言葉って、悪い意味しか連想しなくないですか?
先日仕事で 「女性用風俗」 について調べる機会があって、ネットで検索していたら
数年前につぶれたみたいですが、福岡に女性用ソープランドがあったそうですね。
それについて、過激な意見が飛び交う掲示板にスレッドが立っていて。
男性コメントがすごく深かったんです。
「男は無理。女はフリでなんとでもなるが、男の射精はどーにもならん」
「どんな色っぽい女でも一日の限度があるな、男には」
「○○←演技派の60代女優さんや、○○←出家した女流作家さんでも射精しなきゃならんのはキツい」
「すっげー体力仕事。収入に見合うのか?」
などなど。
男性と女性の違いを改めて考えさせていただきました。
お金もらってもムリな女・・・。
フレンドが言葉通り 「友達」 という意味なら、それは双方の合意を示しています。
それなら、 「セックスフレンド」 ってそんなにダメな関係なのでしょうか?
どちらかが、関係に疑問を感じたら、そこで 「フレンド」 じゃなくなるわけですし。
そもそも「セックスフレンド」 っていつから使われだした言葉なんでしょう。
そんな言葉を作って、それにダークなイメージを持たせるから、人は
「私って、セックスフレンドなのかな・・・」
とか考えて悩んでしまうんじゃないのかな。
会いました→ホテル直行→帰宅
ほぼ無言でそれ「だけ」の関係って、風俗以外にあるのでしょうか・・・
※いや、風俗でももっと会話しないか?というか、そもそも金銭を介在する関係性は畑違いですね。
そして多分そんな関係だったら、女性は 「フレンド」 と認識しないと思うのですけど。
その思いは、ご相談を受けるたびに強くなっていきます。
「自分の素直な気持ちを話せて一緒にいると居心地がいい人」
「性格が合うかと言われるとそうでもないけど、なぜか肌にふれたくなる、リビドーをくすぐる人」
言葉にするならそんな感じ。
愛のかたちはそんなに単純じゃない。
このコラムの執筆専門家
- 小日向 るり子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- フィールマインド 代表カウンセラー
感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。
会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。
このコラムに類似したコラム
恋愛のメカニズムを探る 松山真己 - 臨床心理カウンセラー/パーソナルコーチ(2016/09/06 16:40)
この夏も出会いがなかった。 橋本 亜依 - 恋愛アドバイザー(2013/09/02 09:05)
お墓の相談者が急増中! 橋本 亜依 - 恋愛アドバイザー(2013/08/14 09:41)
「パートナーと出会えない人に共通する3つのこと その2」 ルーク 平野 - 恋愛アドバイザー(2013/07/17 16:37)
それは恋愛以前。人間性の問題。 月森 涼慈 - 恋愛アドバイザー 防犯アドバイザー(2012/11/19 23:05)