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澤田 且成
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吉原 賢
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閲覧数順 2016年12月06日更新

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日経記事;『日立、世界900社のビジョン共有 海外展開の求心力に』に関する考察

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皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

5月5日付の日経新聞に、『日立、世界900社のビジョン共有 海外展開の求心力に』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『日立製作所はグループ共通の目標となる新たな経営ビジョンを策定した。世界の約900社、32万人の従業員が対象。ビジョンに基づいて業務を遂行しているかどうかを人事評価の基準に組み入れることも検討している。事業の海外シフトが進む中、グループ企業の一体化を進める。

「社会が直面する課題にイノベーションで応える」「チームワークとグローバル市場での豊富な経験により活気あふれる世界を目指す」などの標語を英語で作成し、日本語と中国語に翻訳した。すでに中西宏明社長のメッセージとして世界各地のグループ企業にも伝達を始めた。

同社は主力の情報通信と社会インフラの両事業を顧客にまとめて提案する体制整備を急いでいる。実現するにはグループ全体を束ねる求心力の強化が不可欠。まずは多様な国籍の社員が共有する標語を定めた。』


日立は、国内電機メーカーの中で、東芝と並んでいち早く集中と選択を進めました。現在、記事にありますように、情報通信と、環境やエネルギーあるいは電力などの社会インフラの両事業を中核に据えて世界市場で展開しています。

いわば、国内の「日立」から世界の「HITACHI」に変わろうとする大きな変革期にあります。以前の日経記事に、日立は更なる国際化を進めるために、人事制度や評価の仕組みも大きく変更して、優秀な現地人をトップに据えるなどのことも積極的に行なっていることが掲載されました。。

本日の記事は、「HITACHI」の国際化をより強固に行なうために、日立がグループ共通の目標となる新たな経営ビジョンを作り、世界の900社、32万人と共有することを目指す方向性であることについて書いています。

従業員や経営幹部がこの策定したビジョンに基づいて、業務を行なっているかどうか、人事評価の基準の一つにするとのこと。

日立の取り組みは、組織全体でビジョンを共有化することで、日立のブランド力強化につながりますので、有効な施策とみます。

日立の全ての会社や従業員が共通ビジョンをもち、それに基づいて事業展開すれば、大きな力となり、日立ブランドの維持強化につながります。

このやり方は、日立のような大手企業だけでなく、中小企業にも有効です。中小企業が海外市場で販路開拓・集客を行なうときの、課題の一つが当該企業や取扱商品の認知度の確保強化です。

中小企業のブランド構築が、国内だけでなく海外市場開拓には必要です。ブランドは、企業自身のブランドと、取扱商品のブランドの二つがあります。

国内である程度のブランド力をもっているとしても、ほとんどの場合、海外では知られていません。中小企業が海外市場開拓するときには、ブランドの構築は必要なことの一つになります。

私は、ブランディングや広告宣伝の専門家ではありません。しかし、知名度が低い中小企業が国内あるいは海外市場開拓を行なうときは、中小企業自身と取扱商品のブランド構築が必要条件の一つになることは、確実です。

この観点から、中小企業の新規事業開拓や販路開拓・集客の支援時に、ブランド構築強化も並行して行なうようにしています。

中小企業は、中堅・大手企業と異なって資金力がありませんので、創意工夫してブランド構築することが成功のポイントになります。

ブランドの最終評価者は、当該市場の最終顧客です。最終手段の琴線にふれなければ、ブランド構築につながりません。

従って、中小企業がブランド構築するときのポイントは、今までの経験から以下のようになるとみています。

・当該企業が、徹底的に差別化・差異化できる商品・サービスをもっていること。
・ブランドには、企業自身と取扱商品・サービスの両方に存在させる必要がある。中小企業の場合、中小企業自身がブランド構築できれば、自然に取扱商品・サービスのブランド化につながるケースもある。
・ブランド構築は、社長自ら計画・決定・実行を行なう。
・ブランドの周知徹底は、社長、経営幹部、従業員、株主、取引先の全関係者で共有化されないと、実現しないことを理解する。
・BtoCであれ、BtoBであれ、ニッチ市場に特化して事業展開を行なう。
・ブランドの周知徹底は、カタログやチラシなどの媒体や、自社のWebサイトを徹底的に活用して最終顧客にメッセージを出し続けることが重要となる。
・中小企業の強みは、小回りがきくこと。社長自ら、最終顧客と会話や取引して、直接ブランドメッセージを伝える努力を継続的に行なう。
・ブランド浸透は、口コミ効果を最大限活用して、Webサイトとの組み合わせでコストをかけずに信頼性をえるようにする。など


なお、ご参考情報として、自社や取扱商品・サービスのブランド構築強化を考えている中小企業経営者もしくは経営幹部の方に、私が行なうセミナーの案内をさせていただきます。

セミナータイトルは、『中小企業のブランド構築・強化による売上拡大の実現 ~ わずかなお金で、社会的信用・担保を確保する方法 ~』です。

セミナーの開催日時と場所は以下の通りです。


・日 程 平成25年5月19日(日)
・時 間 13時00分~16時00分(意見交換会 16時10分~16時40分)
・会 場 横浜市技能文化会館 801研修室 横浜市中区万代町2丁目4番地7

本セミナーは、私が所属しています「日本経営士協会 横浜経営支援センター」が主催します。
横浜経営支援センターでは、今年前半、「企業ブランディングセミナー」を1月から行なってきました。

今回のセミナーは、「企業ブランディングセミナー」シリーズの最後のものになります。

本セミナーの趣旨・概要は、以下の通りです。


『現在の日本は、人口減少が進み始めており、このまま対策が行なわれないと、国内市場・経済の縮小がさらに進むことになります。

この市場縮小下で、企業、特に中小企業が売上・利益を確保していくためには、さまざまな経営努力が必要になります。

本セミナーでは、企業が縮小していく市場で勝ち残っていくための考え方とやり方について、会社と取扱商品・サービスのブランド化や広告宣伝の視点から学んでもらいます。

資金や経営体力、あるいは会社名や取扱商品・サービスの知名度;ブランド名が低い、中小企業がわずかなお金で、社会的信用・担保を確保する方法について、事例を提示しながら理解・体感していただきます。

私自らの失敗経験や数々の事例を交えながら、ブランド構築・強化による売上拡大の成功のキモと実行のポイントを伝授します。』

セミナーの想定対象とカリキュラムは以下の通りです。

■ 対 象
 本セミナーは、以下のような方に最適です。
中小企業の経営者で新規事業立上を行ないたい方
中小企業の経営者で販路開拓を行ないたい方
中小企業の経営者で自社および取扱商品の知名度・ブランドを強化したい方
営業担当の方でしっかりとした自社および取扱商品の宣伝広告の計画を立てたい方


■ カリキュラム
1.「中小企業白書」にみる中小企業がおかれている状況
・開業・廃業の実態と原因
・中小企業にとってのブランド戦略・構築の状況と重要性の理解
2.中小企業のブランド構築・確立の施策
・ブランドとは
 ・ブランド確立の前提条件
・ブランド構築・確立の5つのステップ
各ステップの内容と実行上のポイント
 ・ブランドの維持強化形成のための条件
3.事例にもとづくブランド構築に向けた行動とその結果
4.Q&A


本セミナーの詳細やお申し込みは、下記Webメールをご覧ください。
URL; http://www.jmca.or.jp/msc/yokohama/news/semi/20130519.html

本テーマにご興味やご関心がある方は、ぜひご出席ください。
会場でお目にかかることを楽しみにしています。


よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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