こんにちは。
ヒトミ・キュービック・デザインの宇田川です。
前回、遠近法には、3種類あるというお話しをさせていただきました。
本日は第4回目、遠近法の2番目、「空気遠近法」についてです。
まず、下の風景写真をご覧ください。
遠くの山は、どんどん青みを帯びていき、輪郭はぼけ、霞んでいきますね。
これは、見ている人と山の間にある空気の層がどんどん厚くなっていくためです。
『パース製作のちょっとしたアドバイス(2)』でお話した「遠景」を作成する際にも、この空気遠近法
を使ってみましょう。
遠くのものは、青みを帯び(空の色に近づき)、輪郭をぼかしていくのです。
下は、見ていただいたパースの遠景を拡大してみました。
このパースは、現地の写真を遠景に使っています。
配置した写真は、Photoshopで「ぼかし」を行い、下においた空のレイヤを利用してやや透明(85%位)
に設定しています。
空気遠近法を意識して、写真をそのまま配置するのでなく、絵に奥行きを与えることを
意識して作成してみましょう。
【 遠近法のコツ 】
遠くのものには、ぼかし&霞みを加えることで絵に奥行きが生まれます!
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