常識破りの飲食店の時代 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月10日更新

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常識破りの飲食店の時代

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 現代は、日本社会全体が透明性を高くしています。野菜売り場では、生産産地の表示はあたりまえになっていますし、魚売り場でも水揚げ場所が表示されるようになりました。飲食店の場合では、以前は当たり前だったテーブルに着くと、直ぐ出された御通しを出さないお店が増えています。料金の内容も分かりやすくなっています。

 東京・立川市には、人気のワインダイニングが繁華街の外れにあります。駅から5分と書いてありますが、判りづらく不便なお店です。でも、いつ行ってもお客さんが溢れています。その秘訣は、ワインボトルを注文するとき、見本の壜には価格を書き込んでいます。あの、ワイン特有の値段の不明瞭さがありません。

 賢い飲食店経営者の多くが既に気付いていますが、多くの飲食店のサービスは昭和の時代の常識です。お客さんが団体で来店する人たちを想定してサービスをしています。食べものは安く、その分を酒の価格を高く設定しています。酒飲みは、味には煩くないことを前提に調理するなど、酒量の多かった人たちの時代が反映されています。

 現代は、酩酊するほど酒を飲む人はめずらしい時代です。食事を取ることが中心で、酒はあくまでも添え物に近くなっています。そのため、立川のワインダイニングでは、100円のパンを食べ放題にしています。パンだけを食べるのも味気ないので、つぶ貝のブルゴーニュー風が売れるといった仕組み作りをしています。

 このお店に着くまでには、ラブホテルの前を通ったりして、決して多くのお客さんが集まる環境ではありません。飲食業界の常識では、出店してはいけない場所に出店しているかも知れません。多くの点で型破りのお店ですが、立川では隠れた人気の店舗です。しかも、同様の店舗を、中野にも吉祥寺にも出店しています。

 これは飲食店に限った話しではありません。経営者は知らず知らずのうちに、業界常識の中にどっぷりと浸って営業しています。経営不振を嘆くよりも、常識を見直してみてはいかがでしょうか。常識を打ち破って、新しいスタイルのビジネスに変えることで、お客さんを振り向かせることができます。

【一言】
 人には、頭では判っていながら、なかなか実行に移せないことが多くあります。起業をするときには、その弊害が最も表に出やすくなります。自分の殻を破ることはたいへんです。ただ、一度思い切って飛び出してみると、その後は比較的簡単に破ることができます。起業というと、多くのライバルとの戦いと思いがちですが、その前に自分との戦いにも勝つ必要があります。

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