- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
それではなぜこんな板を外壁に張らなければいけないのか。別に普通の板でよいではないか、と思われる方もいるかもしれない。しかし、今の住宅地には防火地域とか準防火地域とか災害を防止するための規制がされていてその規制によると外壁財の防火性能まで決められてしまっているのである。
では、気になるお値段は?実はこの杉板は普通の何にもしていない杉と比べると約3倍のお金がかかる。つまり薬剤処理するだけでただのどこにでも生えている普通の杉がまるでチークやウォールナットのようなお値段に変身してしまうのだ。これには小生もショウショウ驚いたが、今はその値段を出さないとどこにも売っていないのだから仕方がない。きっと需要が伸びれば徐々に下がって行くだろうと期待するばかりなのである。