【最強ビジネスモデル】開拓するという事。 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

星 寿美
プラウドフォスター株式会社 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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【最強ビジネスモデル】開拓するという事。

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 【最強ビジネスモデル】  2013.04.25 No.0607
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沖縄での話。
友人の子ども園を訪ねた時に

「旦那さん、どこにいるの?」

と訊くと、

「この奥で畑を作ってるよ」

と。

それで、森の奥深く歩いて行くと・・・。

なんと!

鬱蒼とした自然の森の木を伐り、
森の一部にぽっかり空間が空いていた・・・。
その空間の地面は、まだまだ伐採した木や枝葉や、
とても畑にならないのではないかと思われる土の山々。

ユンボに乗っていた旦那さんが
挨拶しに来てくれた。

「いやぁ~、ずっと手作業でやってたんだけど
 ユンボ借りたら、10倍だよー。わははは」

畑を作っていると聞いたので
当然、私は
真っ平らな土地に鍬か何かで畑を作っている
場面を想像したのだ。

しかし。

・・・確かに畑を作っていた(爆)。

私が生まれた時には
もう、当たり前に道路もビルもあって
電車も地下鉄もあって
畑や田んぼは見た事もなく
野菜や魚はスーパーで買うのが当たり前だった。

私の息子が生まれた時には、
当たり前に携帯電話もインターネットも
ある感覚と同じだ。

だから、畑と言えば
もう土の地面があるのが当たり前の感覚だった。

畑を作るのに
森の木を伐採する所からなんて想像できなかった。

 開拓する、とは
 まさにこういう事なんだ。

旦那さんは

「命を殺して
 次の命に使わせてもらう」

木を伐る度に
言葉にならない感覚があるという。

また、
深い森の中で一人、毎日淡々と
開拓している中で

このチェーンソーが勢い余って
自分の首を切るのではないか。

木が倒れて頭を打つのではないか。

と、まさに命がけで開拓していた。

出来上がったものを、ただ使うと
そういう、命の感覚が全くない。

都会でも、よく感謝、感謝というけれど
その感謝の意味や深さが違う気がした。

私自身、
全く無一文で幼子抱えながら
何もないどころか
マイナスだらけのところから
都会で人生を開拓して来た。

どんなにマイナスと言ったって
動く身体や、考える頭は持っている。
本当は、とても豊かな資源を多く持っている。

都会で何もない、というと
お金や物質のことで、
確かに、本当に、
都会で、それらがないと死んでしまう。

そのような環境から
模索しながら開拓して来たので
場所や環境は違えど共通点は多い。

が。

自然と繋がっていない暮らしは
所詮・・・
人間が創り出した箱の中で、
もがいたりイキがっているだけの事。

開拓の原点を見せ付けられて
感じる事が非常に多かった。

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■今日のまとめ

・何もない、と言っても命がある。
 動く身体と考える頭がある。
 そもそも、生きているだけで
 人間は豊かな生き物なのだ。

・その上で開拓するとは
 地球の豊かさを使わせて頂く事。
 命を殺して、次の命に使わせて頂く事。

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