起業のとき、事前準備を疎かにすると - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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起業のとき、事前準備を疎かにすると

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 起業する場合、事前の準備はとても重要です。特に、初めて起業する場合は、しっかりと準備をしないと、お客さんにそっぽを向かれることになります。先日ですが、「準備ばかりしていては、商売になりません。資金を食い潰しますし、準備だけで倒産します」と言ったメールを戴きました。

 確かに、準備ばかりでは、お金になりませんから、起業する人は少しでも早く開業したいはずです。ただ、こんな経験はこれまでになかったでしょうか。新しく開業した蕎麦屋に入ったら、店員さんはピリピリ緊張しているし、出てきた蕎麦はぬるぬるに伸び、そのうえそば汁の味も首を傾げたくなる完全な失敗作。

 支払いのとき、「申し訳ありません。半額でいいです」って期待したけど、しっかり料金を取られるようなケースです。「厭な店」、「不愉快な店」、「まずい店」、「おかしな店員の店」なんて印象が強く焼きつき、最初の一度行っただけで二度とは行くまいと、心に決めたくなるような店です。

 お客さんは、絶対にお店のレベルがそのうち上がることを期待してくれません。新店であろうと、老舗であろうと、求めているのは同じで、美味しくてよい雰囲気のお店です。満足のいかないサービスや、不満の残る接客の場合は、試しの一度目は来ても、二度とは来てくれません。

 開業前に準備不足のサービス業や飲食業の場合、お客さんに満足のいくサービスや商品を提供できない場合が多々あります。小売業などでも、接客態度が慣れていないことで、お客さんに不愉快な思いをさせることもあります。最大の問題は、せっかく来てくれたお客さんが準備不足で二度と来なくなることです。

 しかも、相手が女性客の場合などは、しっかり近所の人や友だちにまずさを広めてくれます。お客さんなどいくらでもいると思っていると、廃業が相当早くなるだけです。起業においても、一定以上の熟練が必要です。その準備を事前にしっかりしていないと、せっかくの起業自体が台無しになります。

 大半の人は、一生に一度の起業機会さえなく人生を終えます。もし起業する機会があるなら、最初から初心者としてではなく、熟練としてお客さんに接しないと相手に悪いです。しかも、このようなカタチで失敗しますと、2度と起業は相当難しくなることを、肝に銘じておくべきです。

【一言】
 起業する人の中には、お客さんにとって初めて入ったお店が、新店であろうと、長年営業してきた店であろうと、まったく関係ないことをよく理解していない人がいます。新人なので、味やサービスでの未熟を許してもらえると思っている人です。自分自身がお客さんのときは、多分そんな甘えは許さないと思います。よく古い経営者が言いますが、毎日毎日が、毎回毎回がお客さんとの勝負です。

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