調和力5 鏡のように反応する3 - コーチング全般 - 専門家プロファイル

西田 淑子
サクセスインサイド・コミュニケーション 代表・コミュニケーショントレーナー
大阪府
ビジネスコーチ

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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調和力5 鏡のように反応する3

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オオカミに育てられると、オオカミのように育ってしまったり、そんな子と付き合うと、そんな子になってしまったり、することを心配するのは、私たちの、意図的な努力が必要ないということなのでしょう。関係が好ましい状態であると、その直接関わってくれる人たちに、ついうっかり合わせてしまって、それをまた自分のものとして習得してしまう、ということを、私たちは、意識しなくても知っています。

「そんな子と付き合っていると、そんな子になってしまうから、そんな子と付き合うのは止めなさい」っていう親の心配は、親の常識に、善悪の基準があるからです。子供を悪から守ろうとする、親の深い愛情の表れですね。

ミラーニューロンそのものには、善悪の基準はありません。そもそもミラーニューロンは私たちを人間らしく成長するために働いてくれる立派な役割を持っています。それが社会の善悪という基準のフィルターにかかれば、たちまち悪のためにも働いたり、善のためにも働いたりします。まるで悪人と善人の両方の顔を持っているようです。

両方の顔を持っているといえば、ガッチャマンのベルク・カッツェです。ガッチャマンのように翼のマントを着ると、飛べるはずだと思ったのも、単純な子供時代の思い出です。ベルク・カッツェは、男と女の顔を半分づつ持っていました。彼と言うのでしょうか、彼女と言うのでしょうか、悩ましい人物です。その彼&彼女が奇妙な姿の自分の運命を受け入れるために、特別な存在だと思い込む必要があったのです。そして、特別な存在だと認めてくれる環境が、悪の道だという設定です。

どっちかを選ばないといけなかったのでしょうか。別にどっちかって、選ばなくても、どっちつかずで生きていく方法もあったんじゃないかなあ、って思います。でもどっちつかずのベルク・カッツェだったら、ガッチャマンは、活躍する必要がなくなりますので、アニメも面白みがありません。もしベルク・カッツェのような人がいたら、男も女も両方楽しめるってことですね。間違いなくテレビタレントして、引っ張りだこになっているでしょう。

真似るという動作と、似ていることは好ましいという感情は関連しています。それで私たちは、模倣によって、現状の世界を理解していきます。それが知識となり、知恵となって、発展をしていくことになります

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