「相手軸な人」⑥相手軸に立ってフィードバックをする - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター
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「相手軸な人」⑥相手軸に立ってフィードバックをする

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「ここ最近、私にビシッと指摘して下さる人なんていなかったんです!」

私は今、あるセミナーで講師を務めています。
そのセミナーの席上で私はその方に、少し気になっている点をビシビシとフィードバックをしました。

彼は、IT会社の社長。中小企業ですが、バリバリ活躍されています。
ただ、普段自分の周りには、自分の問題点や気になるポイントを指摘してくれる人はあまりいない、と言うことでした。なので、彼が参加し学んでいるセミナーで、講師である私から気になるポイントをフィードバックされることに耐えられるだろうか?私はちょっと心配でした。

しかし、それは私の取り越し苦労。さすが、一国一城の主は違います。私のフィードバックを受け入れながら、自分の表現方法や表情に工夫をし始めたのです。

ここで、ちょっとフィードバックについておさらいしておきましょう。
フィードバックとは、自分がどう感じたか、どの様に見えたか、どの様に解釈したかを、アイメッセージベースで伝えることを基本としています。

つまり、「私は、あなたの○○について、このように感じます。」と言う話し方です。
相手が誰で、あれ、自分の課題や問題点を指摘されるのは、決して気持ちの良い物ではありません。
なので、コーチングにおいてもフィードバックは非常に神経を使うコミュにニケーションです。

相手が、年上、目上、会社的や社会的に地位のある方ならば、なおさらです。
また、してはいけない方法としては、ユーメッセージで伝えることです。

たとえば「あなたの○○は、おかしいから止めて下さい。」みたいな言い方です。
間違いなく、カチンときます!
もちろん、ユーメッセージで伝えた方が良い場合もありますが、使い方は気をつけなければなりません。

さて、先ほどの社長ですが、彼には常にアイメッセージで「私は、こうだと思う」「こういう風にしてくれた方が私は理解しやすい」と伝えてきました。

そして、セミナー後の懇親会で、冒頭のコメントをおっしゃったのです。
その上で、自分の問題点や自分がコミュニケーションで悩んでいることや、若いときの経験に基づいた自分のポリシーなどを話して下さいました。

彼は、きっと次回のセミナーまでに、自分を見つめ直し、課題の克服にチャレンジして下さることでしょう。
来月お目にかかるのが非常に楽しみです。


さて、先日、ある友人が私にフィードバックをして下さいました。
「松下さん、これはフィードバックなんですが・・・よく癖で腕を組まれますが、私には威圧的に感じます」

ありがとうございます。悪い癖だと自覚はしていましたが、改善されていません。反省・・・・
人のことをフィードバックしながら、自分もフィードバックで気づきを得る。
相手軸に立ったフィードバックを心がけていれば、自分がフィードバックを受けても素直に受け入れられる、と言うことかな?



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