SSL サーバ証明書の種類と価格 - ホームページの保守・運用 - 専門家プロファイル

井上 みやび子
すぐ使える株式会社 代表取締役
東京都
Webエンジニア

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対象:ホームページ・Web制作

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SSL サーバ証明書の種類と価格

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徒然 IT 考

独自ドメインネームを持ちホームページを運用されている場合、問合せフォームなどの導入の際に SSL通信(暗号化通信、https 通信)の導入を検討された事があるでしょう。ただ、この SSL通信のために必要になる「SSL サーバ証明書」は結構なお値段がします。しかし探せば安いものもある。これは安かろう悪かろうなのでしょうか?

SSL サーバ証明書の値段がなぜこんなにも違うのかという理由を解説します。

SSL サーバ証明書と認証局

通常ホームページは HTTP という方式で Web サーバとブラウザ間でデータをやり取りしていますが、この通信内容は見ようと思えば誰でも傍受できます。基本的にはホームページは公開されているものですので、それでも問題はありません。

一方、クレジットカード情報やパスワード、個人情報などをホームページ上でやり取りする場合は、傍受されないように HTTPS という方式を使います。この HTTPS 方式での通信に必要なのが SSL サーバ証明書で、Web サーバの身分証明書のようなものです。Web サイト運営者の側が用意してWeb サーバにインストールしておく必要があります。

この身分証明書は誰でも発行できる訳ではなく、「認証局」と呼ばれる特定の機関しか発行できません(※1)。私たちは認証局からこれを買うために料金を払っているわけです。

※1 実際は、誰でも技術的には同じ形式の証明書は発行できますが、ブラウザが「これでは信頼できない」と判断して警告を出します。

認証局の仕事

SSL サーバ証明書は毎年結構な費用がかかりますが、私たちが代わりにもらうのはA4で1枚程度のテキストデータです。認証局って一体何をしているんでしょうね?

一つは、自分たちの信用を保つ事です。つまり、SSL サーバ証明書発行システムの運用管理を行い、自分たちが発行する 証明書は絶対他者には発行できないという事実を担保する事です。印鑑を偽造・悪用されないようにきちんと管理する事に似ています。

もう一つは、SSL サーバ証明書発行時に、それを買った人(組織)の「信用調査」をする事です。「信用調査」と言っても財務状況を調べる訳ではなく「実在性証明」と言って、会社であれば登記簿の記載事項と購入者の申請情報が一致するかなどを確認します。

SSL 証明書の価格の違い

認証局も複数ありますので、それぞれの認証局がそれぞれ自分たちの発行する SSL サーバ証明書に値付けします。これがまず、SSL サーバ証明書の価格が異なる理由です。昔からの認証局は権威があるので価格を下げない傾向にあります。

また、一つの認証局でも上述の「信用調査」の程度によって複数のメニューを提供している所もあります。例えば、国内最大手のベリサイン社では必ず「実在性証明」を行いますので年間費用が 85,050円ですが、ジオトラスト社ではこの信用調査を省いた SSL サーバ証明書を年額 36,540円で販売しています。私が運営しているサイトで利用しているのは DigiCert という認証局のもので「実在性証明」付きで年額 32,340円です。なお、この DigiCert の面白い所は、SSL サーバ証明書を発行した Web サイトのユーザに対して、損害に際して一定額の保証をしている点です。

※2 価格は全て2013年4月時点で Web サイトに掲載されているもの。

このように各社とも、独自の身分証明サービスを展開しています。通常複数年一括購入で割引があり、利用できる Web サイトの数の違いでも色々なメニューがあります。

またそこに代理店(卸売り業者)が介在し設定代行などを含めたサービスを行っているため、私たちが買える SSL サーバ証明書にはかなり価格のバリエーションがあるのです。

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