- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
高校生こそ独学を・・・
予備校、映像授業に頼らなくても勉強はできます。
そして大学受験も合格できます。
その際に、絶対に必要なのが「本」です。
つまり「何を使って勉強するか」「どんなものを選ぶか」が重要になります。
かといって、膨大な種類のなかから「キミにはこれが合っている」と決めることは難しいことです。
教材を指定している塾、ブログも見かけますが、それだと結局は
「与えられたものを自分で勉強した」
というだけであり、その教材を選ぶことはしていません。
塾屋の独学指導では教材選びも自分でしてもらいたいです。
そこで教室で用意している「しかけ」を2つ紹介します。
その1 勉強本の違いを教える
高校生の勉強に使う本には違いがあります。
多くの高校生が初めて自分で本を選ぶと思います。
そのときに「違い」だけを知っておけば大きな失敗はしません。
詳細は書けませんが、大きく分けると
・参考書
・問題集
・テスト本
・本質本
・方法本
の5つです。
自分に合った種類を決めておくのと、その本がどれにあたるのかは気にしてくれれば選びやすくなります。
その冊子を高校生全員に渡しています。
その2 視野が広がる参考書を置いておく
高校生によっては、本にあまり期待していない人も多くいます。
彼らは本に対する視野がまだまだ狭いのです。
そういう生徒は、学校の教材や今まで苦労している教材と似たようなものしか選んできません。
そこで、塾では生徒にとって新しい視点を持たせるような参考書だけを置いてあります。
おススメ教材ではなく「こんな感じの参考書もあるんだよ」という本棚です。
生徒が勉強で困ったとき、ふと本を眺めたときに
本を手に取って「なんだこれ!?」と驚いたり「え!そんなのあるんだ!!」と感激するような参考書です。
一例を挙げると
<英語>
・一億人の英文法
・・・学校の英語ではなく、ネイティブの感覚での英文法を学ぶ本
・語源で増やす英単語
・・・英単語を、漢字のように「つくり」から学び、知らない語も推測できる本
・英文解釈の100の技術
・・・読解が苦手な生徒にとって「訳すルール」を知るための本
・8000ヘルツ
・・・リスニングの新感覚!英語耳をつくる本
<数学>
・マセマシリーズ
・・・マセマという会社から出ている「ここまで教えてくれるのか!」という数学本
・総合的研究シリーズ
・・・青チャートレベルで、本質の理解もできる受験生に読んでほしい数学本
<理科>
・宇宙一わかりやすいシリーズ
・・・わかりにくく文章だらけの理科を図やイメージを多用した参考書
このように、少し違った角度から考えるような参考書です。
高校生は、参考書との出会いで成績も教科のイメージも大きく変わります。
私も高校時代に「本当は英語は前から訳すんだよ」という内容の参考書を読んで衝撃を受けました。
今まで「後ろから」訳していた私は、そのときからいなくなりました。
今、勉強に困っている高校生
これからもっと勉強を伸ばしたい高校生
塾に行く、予備校に通う前に、まずは大きな本屋さんへ行ってみましょう!
「あ、これがあったら自分で勉強できるかも!」と思ったら
・・・塾、予備校に行くのを待ってみましょう。
塾、予備校は、あなたがしたい教科、したい単元を「いつでも」「何時間でも」「何回でも」できるわけではありません。
しかし、本は(当たり前ですが)「いつでも」「何時間でも」「何回でも」自分で勉強できます。
場所も選びません。費用は10分の1以下です。
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