- 田尻 健二
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
- 東京都
- 心理カウンセラー
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はじめにTwitterで反響が大きかったツイートをこちらにも掲載させていただきます。
「怒り」の底には必ず と言って良いほど「悲しみ」があります。なぜなら怒りとは「心が傷つけられたことへの反応」だからです。そして心の傷つきには必ず悲しみが伴うためです。 そう思えば少しは寛容になることができ、怒りの応酬になっていまうことも防げるかもしれません。例外もありますが…
ちなみに最後の「例外」とは反社会性パーソナリティと呼ばれる性格構造を念頭に置いていました。
精神分析的な解釈では、反社会性パーソナリティの人は、どのような種類のものであれ、感情をほとんど感じることがないと言われています。
例えば激怒することはあっても、それは感情と言うよりも、もっと原始的な「破壊衝動」のようなものと考えられています。
怒りは悲しみの辛さから自分を守るための自然な反応であり、感じて良いもの!
このような極端な人を除けば、怒りの感情は心、より具体的には「自尊心」が傷つけられたことにより生じる「悲しみ」の辛さから自分の身を守るため、その悲しみから意識を逸らす心の防衛的な働きです。
ですから私たちは心が傷つくようなことを言われたり、されたりすると(それを態度に出すか否かは別としても)ほとんど反射的に怒りを感じてしまうのであり、それは人間として「とても自然な反応」です。
そしてそれ自体とても自然な反応なのですから、責められることではないと思います。
怒りは感じても良いのです!
このコラムの執筆専門家
- 田尻 健二
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
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