年度末に必ずすべきこと2013
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こんにちは。
将来型会計事務所LBA 公認会計士の岸井です。
東京の桜は意外に長持ちしていて、本日や明日あたりは絶好のお花見日和なのではないでしょうか。
なんてことを言ってられないのが3月決算の会社さんですよね。早いもので、本日は年度末最後のウィークデーです。
3月決算の会社さんは本日にやっておくべきことが2点あります。
現金の締め
普段使い用に「小口現金」を用意している会社さんが多いと思います。
また、店舗ではレジに現金があります。
本日の入出金が終わった後、現金がいくらあるか、しっかり数えて記録しましょう。
出納帳(レジの場合は締めのレシート)をつけていると思いますので、出納帳の残高(あるべき残高)と比べて一致しているか確認してください。
今回特に気をつけたいのが「外貨」。海外出張の際に残った外貨を持っていることありますよね。昨年末から現在まで円安が進んでいますから、昨年以前から持っていた外貨は「為替差益」が生じている可能性があります。外貨も数えて記録しましょう。
注意点
・担当者の引き出しに立て替えた領収書やお釣りが入っていませんか?
・部署ごとに小口現金がありませんか?
・あるべき残高と実際の残高がずれている場合は徹底的に原因を探しましょう。
・現金だけでなく、印紙・小切手・手形はありませんか?これらも忘れずに数えましょう!
・日本円だけではなく、ドルやユーロなどの外貨はありませんか?忘れずに数えましょう!
在庫の棚卸
年度最後の入出庫が終わったら、在庫をカウントして実際の有高を記録しましょう。
ほとんどの会社さんで実施されてはいるものの、深く考えずに適当にやっていることが多いのがこの棚卸です。
棚卸は商品や製品の数をカウントするだけでなく、その品質を改めて見ることが出来たり、
倉庫や工場内の整理整頓を伴ったりします。
また、このタイミングで在庫の帳簿有高は実際の数量に修正されることになりますので、
翌期はきれいな状態でスタートすることが出来るのです。
ずれを翌期に持ち越さないことが鉄則です。
注意点
カウントする前に倉庫や店舗内を整理整頓しましょう。委託品など自社のものではないものは誤ってカウントしないようにはっきりとわかるようにしておきましょう。
棚卸中はモノが動かないようにしましょう。途中で入出庫してしまうと、わからなくなります。動きそうなモノは別途まとめておいておくようにすると良いです。
二重カウントやカウントもれがないように、一定のルール(棚の上から下、右から左へ順番にカウントするなど)にしたがってカウントしましょう。
数えるだけではなく、破損しているモノ、古くなって売れないものがないか注意しましょう。そういうものは後日、物理的に処分するか、会計上、「損」に落としてしまうか検討することになります。
破損や品質低下、売れ残りなどの不良在庫も在庫です。カウント対象外にはなりませんので、不良在庫は不良在庫としてカウントしましょう。
さあ、きれいになって新年度をスタートさせましょう!!!
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このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
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