日経記事;『失敗から学ぶ起業の心得 挫折も成長のステップに』に関する考察 - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
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日経記事;『失敗から学ぶ起業の心得 挫折も成長のステップに』に関する考察

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起業コンサルタントとしての活動 新規事業立上の為の実践的事業計画作成支援

皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

3月11日付の日経新聞に、『失敗から学ぶ起業の心得 挫折も成長のステップに 経営陣の「穴」補強 将来性調査しっかり 事業の目的明確に』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

 
『クラウドコンピューティングやスマートフォン(スマホ)の普及で創業資金や販路開拓の面で起業のハードルが下がり、IT(情報技術)分野を中心にベンチャー企業が増えている。

だが容易に起業できる分、市場分析や組織づくりが後回しになり、成長軌道に乗れない例もある。挫折を味わい再挑戦した事例から起業に必須の心得を探った。

●事業拡大を優先

IT技術者の求人サイトを運営するA―STAR(東京・港)の高瀬俊誠最高経営責任者(CEO、35)は「失敗からチームで経営することの重要性を学んだ」。

現在と同じ業務内容のベンチャーを2003年に設立、5年で売上高45億円、従業員1千人弱にまでしたが、リーマン・ショック後に売り上げが半減し、10年に会社を売却した。

当時の役員は全員が営業畑。経営企画、法令順守など内部統制に精通した人材はおらず、実質的に独りで切り盛りしていた。

労務管理のノウハウがなく、リストラに手間取って業績を回復させられなかった。「事業拡大を急ぐあまり会社として成長させられなかった」

A―STARでは開発や営業など各部門に統括役員を置く。役員会を毎週開き、経営体制充実に力を注ぐ。

ベンチャー支援のアーキタイプ(同・港)は「ベンチャーはバンドと同じ。役割の違うメンバーが集まって初めて成功する」と指摘する。

●アイデア先行

スマホ向け広告配信のノボット(同・渋谷)の小林清剛社長(31)は、05年に創業したコーヒー豆のインターネット通販会社を2年で解散し、数百万円の借金を抱えた。

「そもそも通販でコーヒー豆を買う人が当時は少なかった。市場の規模や成長性を分析できていなかった」と振り返る。

再起して09年に設立したノボットの創業準備ではネット上の情報だけでなく、つてをたどってスマホ関連メーカーなどから直接話を聞くよう努め、スマホ向け広告事業の将来性を察知した

。いち早く進出できたことで、同社は創業から2年余りでKDDIグループが買収するほどの有力ベンチャーに育った。

アイデア先行で顧客がいるはずと思い込む「独りよがり」は若手起業家が陥りやすい失敗の典型例だ。小林氏は挫折した経験をもとに「友人だけの会社をつくらない」など100項目に及ぶ教訓を書き出し、今でも毎日のように見返している。

●事業への思いが不足

起業はしても目的意識が希薄だと続かない。ベンチャーキャピタル(VC)のインキュベイトファンド(同・港)は「事業をする意味を考えてほしい」と注文する。

ネットを通じてシステム開発などを在宅技術者に委託するクラウドワークス(同・渋谷)の成田修造執行役員(23)は、1年前まで美術品の解説サイトを運営するベンチャーの社長だった。展覧会などの広告媒体として事業化をめざし、VCからも出資を受けた。

だが元は大学の研究成果を企業に仲介する事業をする計画だった。パートナーの離脱などで方向転換を迫られ「核となる事業への思いが欠けていた」。

資金が尽き、半年で社長を退いた。その後「信念を持つ経営者の傍らで一つの事業をやり抜く」ことを学ぶため、現在の会社に入った。』


中小企業庁が毎年発行しています『中小企業白書』をみますと、中小・ベンチャー企業が毎年「開業」する、つまり起業する件数と、「廃業」する、つまり企業をたたむ件数の推移を取っています。

開業と廃業、残念ながら毎年廃業する件数が、開業する件数を上回っています。廃業件数が開業する件数より多い理由は、集客できないことが最も大きな要因になっています。

集客できない大きな理由は、以下の通りです。

・起業した時の取扱商品・サービスに魅力がなく、徹底的な差別化・差異化を可能にできていない

・差別化・差異化を可能にする商品・サービスがあっても、その市場ニーズがなく顧客が存在しない

私が数年間、起業・創業、あるいは、中小・ベンチャー企業の新規事業立上支援を行なってきた経験でいいますと、集客さえできれば、起こした事業の継続は可能です。

集客できれば、日銭を稼げますので、運転資金もつながります。集客確保が、起業・創業を成功させるために必要不可欠なことになります。

私が起業・創業や新規事業立上の支援依頼を受けるとき、まず真っ先に行なうことは依頼主や依頼企業が持っている、あるいは、持とうとしている、商品・サービスの内容が、徹底的な差別化・差異化を可能にするものかどうかの確認です。この確認作業は、必要に応じて各種専門家の助けを借りて行ないます。

これは、当該企業が「オンリーワン」のものをもっていないと、勝ち組みになれないことによります。

従って、「オンリーワン」をもっていない場合には、起業・創業や新規事業立上を勧めません。

現在、多くの中小・ベンチャー企業は、自社のWebサイトやブログ、あるいは、FacebookやTwitterなどのSNSを活用して情報発信しています。

自社や扱い商品・サービスのブランド力を高めて、顧客に知ってもらうことは必須条件になるからです。

どの事業や市場にも競合相手はいます。競合相手は、インターネット上の情報・データから自社の商品・サービス内容を知ることができます。

他社が知る前に、先行して出した商品・サービスの内容が競争力を持っていなければ、たちまち類似した商品・サービスをより低価格で提供されますと、後発企業に市場・顧客を奪われます。

このことから、起業・創業、あるいは、新規事業立上には、徹底的な差別化・差異化を可能にする商品・サービスをもって、オンリーワンの世界を作る必要があります。

次に大事なことは、扱い商品・サービスを必要とする、顧客・市場があるかどうかの確認です。扱い商品・サービスと顧客・市場のニーズがマッチングするかどうかを調べるのが、「市場調査」になります。

市場調査は、時間と費用を圧縮するために、ネット上に存在する情報・データを活用して行なうことを基本とします。必要に応じて、ネット市場調査専門会社を使います。

市場調査で顧客・市場のニーズが確認できましたら、事業計画の作成に入ります。事業計画は、扱い商品・サービスの詳細な定義づけ、対象顧客・市場、商品・サービスの作成と提供、コストと売値設定、ブランド構築のための広告・宣伝、競争状況と対策などを含めて作ります。

ここまでやると、事業内容が明確になりますので、本日の記事にありますような、アイデア先行や事業目的の不明確さなどの初歩的な失敗の可能性が少なくなります。


私は、研修セミナー講師を本業としていませんが、起業・創業、あるいは、新規事業立上などを行なう・考えている人たちを対象に下記のセミナーをときどき行なっています。

私が持っているノウハウをできるだけ多くの人たちに知ってもらうことで、廃業や新規事業からの撤退リスクを少しでも減らしたいからです。

私が起業・創業や新規事業立上支援の依頼を受けたときに行なっているやり方は、上記の通りです。

このやり方のエッセンスをセミナーでお伝えしています。

当該セミナーにご興味があるかたは、下記Webサイトをご覧ください。

・セミナー内容や開催実績
URL; http://gbma.jp/wordpress/?page_id=71

・今後のセミナー開催予定
URL; http://gbma.jp/wordpress/?page_id=270

今後、新規に開催しますセミナーは、決まり次第順次更新いたします。


よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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