- 西田 正晴
- エー・エー・アイ有限会社 代表取締役
- 東京都
- 転職コンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
「ITエンジニア」は「業務アプリケーション開発エンジニア」と「インフラ(基盤系)エンジニア」に大きく別けられます。「インフラ(基盤系)エンジニア」は下記のように別けられます。
・システム運用エンジニア
・インフラ設計・構築エンジニア
・ネットワークエンジニア
注)昔は「インフラ(基盤系)エンジニア」を「ネットワークエンジニア」といっていた時期もありました。サーバやデータベースや外部記憶装置やネットワーク機器などサーバ関連の「インフラ設計・構築エンジニア」とシスコの大型ルータなどの通信機器を扱いネットワークを構築する「ネットワークエンジニア」とを一括して総称していました。現在は明確に別けています。もちろん、実際には技術スキルがあればいくつかの職種を兼ねることもあります。
データセンターのサーバをいろいろな企業で共有するCloud Computingサービスが現在主流になってきています。データセンターでシステム運用を担当するのが「システム運用エンジニア」です。システム運用エンジニアの場合、三交代制または二交代制での勤務が通常です。
「インフラ設計・構築エンジニア」は業務アプリケーションが導入する前のシステムの基盤を設計構築します。インフラ設計・構築のOSはUNIXも使われてきましたが、コスト面で現在はWindowsとLinuxが主流です。
現在言われている「ネットワークエンジニア」でしたら、英語を必要とするグローバルなネットワーク構築も担当しますが、意外とニッチな分野です。シスコシステムズがネットワーク機器のリーディングカンパニーとして大きなシェアを持っています。
「インフラ(基盤系)エンジニア」でしたら、各種コンピュータメーカー、外部記憶装置メーカー、データベースメーカー、OS提供社、セキュリティソフトメーカーなどの製品が関連してシステムインフラ(基盤)が構築されるため、実際に検証システムを構築して想定どおりに動くかどうかを確認しています。言い換えれば、大工が実際の経験を踏まえて家を建てるようなものです。OSがLinuxの場合、相性を考慮して、LAMPまたはLAPP(Linux Apache MySQL or PostgreSQL PHP)環境でのシステム構築が求められています。端末機器としては、ノートブックパソコンから、タブレット型コンピュータやスマートフォンを業務で利用するように移りつつあるところです。
英語について、外資系IT企業または外資系クライアント企業とコミュニケーションをとるにはTOEIC730以上(ビジネスレベル)が必要です。日本のグローバル企業などもこのビジネスレベル以上を35歳以上の社員(管理職)に求めて居います。外国人の上司と仕事をするためにはTOEIC800以上と求人スペックに記載されていますね。TOEIC800以上をすでにお持ちでしたら、実務で使ってブラシュアップするだけだと思います。それ以下でTOEIC550-700でしたら、比較的容易にTOEIC730以上に引き上げることは可能だと思います。
「業務アプリケーション開発エンジニア」は製造担当するプログラマー、システムエンジニア、リーダー、プロジェクトマネジャーとキャリアパスして行きます。現在使われている言語はJavaあるいは.NETが主流です。業務の標準化のためERPパッケージソフトの導入が進む中、パッケージソフト使用のライセンスコスト削減のために、端末に有料のパッケージソフト導入しないで標準装備のWeb環境で稼働する業務アプリケーション開発が進められています。過去を見るかぎり5-10年で主流言語(開発ツール含め)が劇的に交替しています。一方、インフラの技術は日々進化していますので、「インフラ(基盤系)エンジニア」は常に新しい技術を習得することが必要です。
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