悩み相談の90％以上を占めている問題とは？

人の相談を受けたり、悩みや愚痴を聴いていて知ることがあります。

それは、悩み相談の90％以上は自分以外の問題ということです。

ようするに、当人以外の誰か(何か)が悪いんですね。



「うちの旦那(嫁)が…。」

「私の親が…。」

「うちの子が…。」



そういう話を聴いた時、私は次のようなことを尋ねることがあります。

「じゃあ、誰が悩んでいるんですか？」

「私です。」



そして、よくよく話を聴いていくと、問題だと思っている相手の方は何も悩んだり考えたりしていないわけです。

つまり全ての問題は自分自身にあるんですね。



自分で思い通りにいかないものだから勝手に怒って言いがかりを付け…。

自分でネガティブに考えて勝手に落ち込んで…。



全ての問題がそうだとは言いませんが、大抵の問題は問題じゃないんですね。

確かに自分ではどうしようもない問題のことはあります。

例えば法律上の問題などであれば、法律の専門家を紹介すればいいだけの話しです。



その他、大半の問題は当人の考え方にあるんですね。

考え方を変えない限り、その場の問題は解決したと思っても、また新たな問題が湧き出てくるので何の解決にもなりません。

考え方が間違っているのだから、考え方を教えてあげる必要があるわけです。

その考え方を教えるために、世の中の道理を知る自分でいる必要があります。



問う側も問われる側も、全ては自分次第なんですね。

相談としては少ないですが、自分を見つめ直していく段階で出てくる疑問というものもあります。



出てきた疑問の解決へのヒントを頂けるのが、実践してきた師なんですね。

自分が誤った道に向かいそうになった際、的確に教えてくれる存在が師です。

そして、同じ道を歩む友というのも、とても大切な存在です。



「自分が正しい！」



この考えがある限り、何ら問題は解決することはありませんし、良い師や良い友に恵まれることも無いのではないでしょうか。

世の中に尊い人はいても、凄い人というのはいないんです。

なのに多くの人は、自分自身が凄いと思っています。



自分の考えでは無く植え付けられた考えで、自分は特別なんだ…というような思いを少なからず持っているものなんですね。

だから、誰かを批判したり文句を言ったりするわけです。

そう思っている自分に気が付いた時は、自問自答してみて下さい。

ほぼ大半は、あなたの考え方が間違っているのですから…。



なんて偉そうなことを書いている私も未熟な人間の一人です。

共にこの世に生まれたことを楽しみながら精進していきたいものですね(^_-)-☆