欲しい物件が決まったら
優秀な営業マンは、お客様を案内した際にその行動を良く見ております。それは、ある程度気になる物件は、じっくりと時間をかけて興味を持って見るだろうという前提に基づいています。
また、営業マンの基本姿勢としては、紹介物件の良さは説明しても、ご判断されるのはあくまでお客様ご本人ということに基づいています。
お客様が、「この物件で決めたい」と思われたところから具体的な売買の話が始まります。先ず、売主様または売主側の仲介業者に購入希望者の意思を伝えます。
一般的には、「買付証明書」という書面に、物件の明細、購入希望金額、支払い条件、契約日、住宅ローン利用の有無、その他売買の条件等と共に買主の住所、氏名を記名と捺印をして購入の意思表示をします。
同一物件を他にも紹介している仲介業者がいると考えられますので、営業マンは電話にて確認の作業を行います。このとき、売主様の意向により契約に至るまでに三つのパターンが出てきます。
①買付の申込みから一週間以内位の契約であれば申込みを優先す るケース(申込み順番を優先)
②買付の申込みと共に契約の日程を優先するケース(契約手続きを優先)
③買付の申込みと共に住宅ローンの内定承諾を優先するケース(契約の確実性を優先)
販売金額に対して、買主様の価格交渉が入る場合には、その内容により上記の優先順位も変更されるケースが発生しますので、この辺りは仲介会社の力量を試されるところにもなってきます。
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