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伊藤 誠
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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インフレーション・インフレはどのような状態で発生するのか-1

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昨日、ハイパーインフレについて書いていた際に気付きました。デフレの時期が既に20年以上続いています。従って、インフレの時期に育った方も既に30歳代です。
また、オイルショックの際のトイレットペーパー騒ぎを知る方も少なくなりました。
国債の利回り推移で年代を把握ください

国債の利回り

この為、インフレーションと聞くと何かすごいことが発生するように感じていらっしゃる方もいらっしゃいますし、ハイパーインフレと聞くと「怖さ」が先に来て、必要の無い対応をされている方も出ています。
今回は、其のインフレーションとは何なのかを紹介します。

インフレーションは、昨日紹介した消費者物価指数などの各種物価指数の上昇がインフレーションの指標になります。
通常、インフレーションは景気が良く経済やサービスの需要が増加して、経済全体の守旧と供給のバランスが崩れ、総需要が総供給を上回った時に、物価の上昇によって、其のバランスが調整されることで発生いたします。物価が上がると買う人が少なくなり(需要の減少)ますから、供給量と見合うまで物やサービスの価格が上昇します。

物価の上昇はお金(貨幣)の価値が低下することを示します。同じ金額で換える者が少なくなります。物やサービスの価格が下がりお金の価値が上がる場合にはデフレーションと言います。現在の日本の状況です。従って、お金(貨幣)の価値が上がるのですから、年金の減額が無ければ、黙っていても収入が多く為る事と同義です、

政府はそれを是正しようとしたのですが、年金受給者(高齢者)に媚を売る人が多すぎて、実現していません、現役世代の方は、各政党をもっと突き上げても良いかと思います。「年金が減ると暮らしていけません」という高齢者の言は、このデフレ分に関しては、事実でないことになります。「以前よりも暮らしやすくなっています、それを維持したいので減らさないでください」というのが正解です。

インフレーション・デフレーション、いずれも根源的には需要と供給のバランスが崩れることから発生します。

総務省統計局のでたでインフレーションの年度推移を、前年比と各指数の推移及び前年で示します。
日本は平成24年まで、デフレの状態がっついています。

消費者物価指数前年比推移

消費者物価指数及び対前年


ところでインフレという言葉はインフレーションと同じでしょうか?
実は、意味することが異なります。インフレーションは、マネーサプライ(通貨の供給量)の上昇、世の中(市中)に出回っているお金の量が増加・膨張していくことをさし、物価レベルの上昇とは厳密には区別されています。英語で表記するとmonetary inflationとprice inflationです。新聞やTV?ラジオで使用されているインフレは、後者の物価上昇(Price inflation)をさしています。

アベノミクスで、日本銀行に強いるのは、前者のinflationで、お金をジャブ・ジャブ発行すれば、お金の価値が下がり、物価上昇(price inflation)が起きると言うロジックになっています。

物価の安定は、経済が安定的に成長を行う上で不可欠なベースです。中央銀行(日本の場合は日本銀行)はこれを通じて「国民経済の健全な発展」に資する役割を追っています。従いまして、インフレターゲットを目標にすることは、本来の目的から外れる事になると私は考えています。

ところで、インフレーションはどのような要因で発生するのでしょうか、其の要素別にインフレが分類されています。

私が、平日のコラムで紹介しているマーケット情報で、心配を表明しているのが、供給サイドのインフレーションのコストアップインフレと貨幣的要因の為替インフレの発生です。この為為替換算の商品先物価格の為替換算の情報を掲載しています。

最もイメージしやすいインフレは、戦争や産業構造の破壊により、物が無くなり、価格が上昇するケースです。私が生まれた昭和20年の8月15日に終戦があり、国家権力の統制も崩れ、工場等の施設も稼働できず、物資の供給が細りました。
その翌年に1946年に300%というインフレが発生しました。ただし、昨日紹介したケーガンの定義には外れていますが、このような非常な状態をハイパーインフレと称します。

現代では、ジンバブエのハイパーインフレが広く知られています。これは、農産物の主たる供給者で在った白人農家を国外に追放して農業の生産体制が破壊されたことで発生しました。なんと最終的には2億3,000万%とハイパーインフレです。

北朝鮮の核問題や、尖閣列島における中国軍の行動から、絶対に戦争にならない
とは言い切れませんが、それでも、終戦後の事態やジンバブエの状態にはならない99.99%uoues考えています。3.11の時もあれだけの精算地での被害があり、電器の発電能力が失われても、昨日紹介したように、デフレは止まりませんでした。
ましてや、ハイパーインフレをや、です。

次回は、供給サイドのインフレーションと需要サイドのインフレーションを紹介します。


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文責
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