これを唱えたFPは、「生命保険=生活保障」というカテゴリーでしか捉えられて
いなかったのだと思われます。
生活に余裕がなく、一家の大黒柱の保障と子供の保険を同レベルで考えている方への忠告
ということでしたら、正当性が窺えますが・・・
子供だって将来があります。いつか大人になります。
しかし、その途中で、「保険に加入できない体」になってしまう確率は皆無では
ありません。
こんな実話があります。
生後6ヵ月の赤ちゃんは、定期健診で、「心臓に小さな穴が開いている」のが発見されました。
しかし、親身に対応してくれた保険営業職の方に、
「少額の終身保障(死亡時300万円、入院日額5,000円)」を提案され、定期健診の5日前に加入
したばかりでした。
当然、この定期健診後の保険加入には、諦めざるを得なかったことになっていた可能性だって
高かった筈です。
しかし、
この赤ちゃんは、少額でも最低限の生涯保障を確保できたのです。
これは、この赤ちゃんが、成人した時に喜ばれることでしょう。
人間は、いつか「保険に加入できなくなる体になる」のです。
このケースは、高額な保障は一切必要ない事例ですが、
「生命保険には加、常に加入資格が問われている」ということについて、
皆さんに今一度認識してもらいたいと思います。