先日「栃木県警察音楽隊創設40周年記念演奏会 第39回定期演奏会」を聴きにいきました。
今回の演奏会でのゲストとして千葉県警察音楽隊とカラーガード隊が出演するということで、この演奏を聴くのが主な目的でした。
千葉県警察音楽隊には音楽学校時代の打楽器科の同級生が所属しており、今までなかなか聴くことができずようやく生演奏を聴くことができました。
栃木隊の隊員は普段は警察署や交番に勤務していて、訪問演奏や小・中学校での芸術鑑賞教室などの演奏の時に集まります。
対して千葉隊は音楽活動専従の隊でいわばプロフェッショナルな演奏者の隊になります。
双方、「音楽を通じた広報活動」や「県民と警察を結ぶ音の架け橋」という役割は同じです。
第1部はそれぞれの隊の単独演奏のステージでした。
吹奏楽のオリジナル曲やお客さんにおなじみの曲をチョイスしており、客席には好評でした。
第2部は両隊の合同演奏で、70名を超える数のステージは壮観でした。
各隊とも演奏会はおこなっていますがこれだけの大編成での演奏の機会はなかなかないと思います。
打楽器の立場からいうと、大きな人数で演奏するのは結構大きな音を出せるので好きですが…。
各楽器のプレイヤーの演奏技術が高く、充実したサウンドで演奏されていました。
とにかくお客さんの数の多さには驚きました。
入場整理券の配布が12時からなのですが、12時前にはすでに長蛇の列!
ホールは1600人が収容できるのですがそれもあっという間に配布終了。
私もぎりぎりでゲットできました。入場整理券がもらえない方達も200人以上いて、私もあと5分着くのが遅ければ入場券をもらえなかったと思います。いや、無理だったでしょう。
演奏だけでなく演出も凝っているのできっと「前回の演奏会が楽しかったから今回も来た。」という方が多くいるのだと思います。
県民に愛されている音楽隊ということなのでしょう。
満席の中で演奏できる奏者の皆さん方がうらやましいと思うとともに、これからの両隊の更なる活躍を願わずにはいられませんでした。
◇栃木県警察音楽隊創設40周年記念演奏会 第39回定期演奏会◇
○日時 2013年2月16日(土) 13時30分開演
○会場 栃木県総合文化センター メインホール
○指揮 平井伸一 栃木隊楽長
平林徹 千葉隊隊長
○演奏 栃木県警察音楽隊
千葉県警察音楽隊 & カラーガード隊
○特別ゲスト 佐藤和裕(トランペット奏者)
○演奏曲目 第1部 栃木隊 ディズニー・クラシック・レビュー 等
千葉隊 春の猟犬 等
第2部 合同ステージ
・「踊る大捜査線」より
・映画「ゴッドファーザーⅡ」から「愛は誰の手に」
・美空ひばりメドレー 等
このコラムの執筆専門家
- 成澤 利幸
- (長野県 / 音楽家、打楽器奏者)
- 成澤打楽器音楽教室
音楽はみんなのもの
楽器の演奏は専門家からのちょっとしたアドバイスによりスムーズに上達したり音楽の奥深さに触れることがあります。ドラムやマリンバ、いろいろな打楽器のレッスンを通して皆さんのお力になれればと思います。
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