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日経記事;『オンリーワン企業快走 新興545社4~12月経常益6%増 』に関する考察

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皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

2月20日付の日経新聞に、『オンリーワン企業快走 新興545社4~12月経常益6%増 ペット保険/幼稚園で体育指導/すしロボ輸出 小回り経営強み』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。
 

『新興市場に上場する企業の2012年4~12月期決算は連結経常利益が前年同期比6%増と、東証1部上場などの大企業並みにとどまった。

従来勢いのあったネット関連などの増益率が鈍る中、存在感を高めたのが、独自技術やサービスを展開する企業。こうした「オンリーワン企業」は小回りをきかせて着実に需要をとらえ、収益を成長させている。

ジャスダックと東証マザーズの2市場に上場する3月期決算企業545社(金融・複数上場除く)を対象に集計した。増益率は前年同期の2ケタ増から鈍化。特に非製造業が3%増益にとどまったことが響いた。

こうした中、着実に収益を伸ばしたのはライフスタイル変化に機敏に対応した企業が目立つ

少子化を背景に高まるペット関連の需要を取り込んだのが、ペット向け保険で国内シェア7割を握るアニコムホールディングス。全国の動物病院と提携。

窓口で保険証を提示すると治療費の負担が減る仕組みを構築し、4~12月期の経常利益は21倍に拡大した。

幼稚園に体操やサッカーの指導員を派遣している幼児活動研究会は7割強の増益を達成。保護者の間で運動への関心が高まっており、クラブへの参加人数は約5万2000人に達した。

照明器具のオーデリックは節電需要が追い風となった。電力消費の少ない発光ダイオード(LED)照明できめ細かなニーズに対応した商品を投入し、4~12月期は過去最高益となった。

もう一つのキーワードは、足元のスマートフォン(スマホ)需要の取り込みだ。

音声でスマホを操作するNTTドコモの「しゃべってコンシェル」。同サービスの採用機種拡大を追い風に、基幹となる音声認識ソフトを手掛けるフュートレックの経常利益が2倍強に拡大。通期でも経常最高益を見込む。電子書籍を配信するパピレスも4割強の増益だ。

独自の高い技術力を武器に日本発ブランドの海外展開で成長を続ける企業もある。国内のすしロボットで圧倒的なシェアを持つ鈴茂器工は海外での日本食人気を受け3割近い増益を達成。日本マニュファクチャリングサービス(nms)も中国で派遣事業が伸びた。

ネット企業の中でも不調組はある。携帯コンテンツ開発のドリコムはスマホ移行への遅れなどで大幅減益。乗り換え案内サイトの駅探も従来型携帯電話サイトの解約増が響いた。

新興企業全体の13年3月期通期は経常利益が2%増にとどまる見通し。独自の競争力で収益を伸ばす企業と、伸びが鈍化する企業で二極化が進む可能性もありそうだ。』


本日の記事は、ジャスダックとと東証マザーズの新興市場に上場する企業の決算結果について書いています。

ポイントは、差別化・差異化可能なオンリーワン技術・商品・サービスを持つ企業の業績が良いということです。

ある種当たり前のことですが、この機会にオンリーワンの重要性などについて考えを述べます。

起業や既存ベンチャー・中小企業の新規事業立ち上げには、徹底的な差別化・差異化を可能にするオンリーワンの技術・商品・サービスが必要です。

これがないと、顧客の確保、つまり集客ができません。いったん、オンリーワンを持てても、それを維持強化できないと、あっという間に競合他社に追いつかれてしまいます。

したがって、オンリーワンの維持強化ができるフロントランナーになることが重要であり、必要です。

フロントランナーとは、100メートル競争で例えますと、他選手に対して圧倒的な差をつけて、スタートからゴールまでぶっちぎりでナンバーワンで走れる選手をいいます。

フロントランナーになれば、ニッチ市場であっても他社はいませんので、一定規模の収益を安定して確保できます。

市場自体が成長していれば、収益も拡大していきます。フロントランナーは、徹底的に専門化・特化して実現すれば可能になります。

ベンチャー・中小企業は、参入する市場の選び方も大事になります。

現時点ですと、環境、エネルギー、医療、福祉、IT関連などが対象市場の候補になります。

上記記事の中に、照明器具のオーデリックは、LED証明を武器に節電効果をアピールすることで、環境・エネルギーの分野にて事業拡大を実現しています。もちろん、差別化・差異化可能な照明器具の開発・実用化をできることが前提です。

オーデリックは、LED照明器具分野でトップランナーの地位を確保・強化する努力を継続しています。そうしないと、LED照明自体は汎用化しつつありますので、韓国、台湾、中国などの海外メーカーを含めた競合他社に顧客や市場を奪われてしまいます。

瞬間的にオンリーワンになっても、その地位を維持強化できないと、あっという間に他社に追いつかれてしまいます。

本日の記事では、携帯コンテンツ開発のドリコムはスマホ移行への遅れなどで大幅減益。乗り換え案内サイトの駅探も従来型携帯電話サイトの解約増が響いたとあります。

当該企業は、IT関連のネット企業ですが、他の業界も同じことがいつも起きています。インターネットは、競合他社や顧客がより良い技術・商品・サービスを迅速に検索し、知ることを可能にしています。

オンリーワン、あるいはフロントランナーを維持強化するには、さまざまな工夫が必要です。メーカーの場合、自社の強みである技術やノウハウを特許化して、知的財産として守る方法があります。

あるいは、このような知的財産を開示しないで、ブラックボックス化しておき、ハードウェアやソフトウエアに入れ込んで販売する方法もあります。

IT関連では、現在高速普及が進んでいるスマホやタブレット端末機器に対応したアプリケーションソフトの需要が伸びています。

この分野も、スマホやタブレット端末機器の普及が進むと、飽和します。そのことを念頭に置きながら、当該事業を拡大していく姿勢が重要になります。

市場の拡大が終わっても、スマホやタブレット端末機器を使う人は多いので、差別化・差異化可能なアプリケーションソフトを持っていれば、残存者利益確保が可能になります。


ところで、私の支援先企業に対しては、インターネットを含むIT関連ツールを使いこなして、徹底的に高効率な事業の仕組み作りをお願いしています。

これは、事業の仕組みにコストをかけないことと、可能な限り単純化した仕組みにすることで、当該ビジネスの実行速度を上げるためです。

昨年来、米国大手を含めたITベンダーから、数多くのクラウド;データセンターのサービスが提供されています。

データセンターや関連ITツールを使えば、多額投資をしないで、インターネットやITツールを低コストで活用できます。

顧客への情報発信、広告宣伝、販売もネット活用で、低コストで迅速に実施できます。

これから、ベンチャー・中小企業は、ネットやIT関連ツールを使いこなすことは、事業の維持拡大のために必要なことです。他社がインターネットを使って事業していることも理由の一つです。

スマホやタブレット端末機器の高速普及は、年齢、性別、企業、個人などに関係なくすべてにわたって、ネット上の情報を見る出口として使う機会の圧倒的な拡大を意味します。

企業は、広告宣伝や販路開拓にネット活用しなければ、BtoB、BtoCの両事業分野でで勝ち残れません。ネット活用も、オンリーワンやフロントランナーの地位を維持するために必要なことです。

ベンチャー・中小企業は、差別化・差異化なオンリーワンの技術・商品・サービスを持って、市場・顧客にネット活用して情報発信し、提供・販売することが勝ち残るためのポイントになります。

私の周りには、これらのことを着実に実行して、成功している企業が存在しています。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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