『中国のネーミング事情』その1 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

島田 千草
株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
東京都
ブランドコンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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『中国のネーミング事情』その1

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ネーミング 海外事情
こんにちは、ノーメン・ジャパンの島田千草です。


このところネーム開発のプロジェクトが重なり、なかなかコラムを更新できませんでした。


が、忙しい合間を縫って先週末ちょっと北京へ行ってきました。


世界のブランドが中国でどう表現されているのか以前からとても関心を持っていましたので、直接この目で確認したかったわけです。


まだ学生だった頃、サンフランシスコのチャイナタウンにあるマクドナルドの看板に「麦当劳」と書かれてあったのを見たとき、ただ感心しました。


ノーメン・フランスにてネーミングの仕事をはじめた頃、フランス人はもとよりヨーロッパの各国ブランチの同僚たちは、毎回同じような質問を私にしてきました。


その質問は「日本語も中国語のように翻字(transliteration)をしなくてはならないのか?」


そんな時の答えが、以下。


日本語では、海外からのブランドネームを音訳(transcription)することはあっても、翻字(字訳や文字転写)することは稀で、アルファベット表記のブランドネームが単一、場合によってはその下に小さくカタカナ表記されていることが殆ど。


日本では、横文字のブランドネームをロゴとして、ビジュアルに認識していますから、文字の綴りが極めて発音しにくいものでない限り、ひとつのビジュアルデザインとして、バーバル・アイデンティー(口で発するネーム)とビジュアル・アイデンティー(目で確認するネーム)がすんなり噛み合っていくものなのです。


そもそも、私たち日本人は漢字を学習するのに、最初はその文字をイメージアイコンとしてビジュアル的に記憶しながら覚えていきますよね。


日本の場合は別の機会に触れることにして、このシリーズでは少し中国での世界のブランドネームをご紹介していきたいと思います。


では、次号をお楽しみに。



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