「うちの子どもは、家族以外と話さないのですが、どうしたら良いでしょうか」との質問 - 生涯学習 - 専門家プロファイル

辻  昌子
話し方トレーナー

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閲覧数順 2024年04月15日更新

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「うちの子どもは、家族以外と話さないのですが、どうしたら良いでしょうか」との質問

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話し方 アナウンサー、司会、スピーチ、講演、緊張

こんにちは。フリーアナウンサーの辻 昌子です。

世田谷区での、小学生とその親御さんに向けての講演で、アナウンサーとはどんな仕事なのか、テレビ番組はどのように作られているのか について、お話ししました。

良く通る声のための、腹式呼吸や、活舌の練習。

レギュラー番組、テレビ東京"ものスタ"のテレビ局スタジオ収録中の写真を見ながらの説明。

アナウンサーとは、何かを伝えたい、という気持ちが原動力になっている、などとお伝えしました。


講演終了後、あるお父さんから少しご相談を受けました。

「うちの子は、友達と上手く話しが出来ないようなんですが、活舌の練習をすれば上手く話せるようになるでしょうか。家族とは、良く話すんですけれど」とのこと。

発達障害もあるかも、ということでした。


精神的な部分が大きいような気がします。


会話をすることの喜び、楽しさが実感できれば、話すことが楽しくなるはず。


会話が上手くいかない、と感じる時は どんな時かと、考えてみると

言葉のキャッチボールが上手くいかない時。相手の顔がけげんそうな時。一言いったら、返してくるのは一言のみで、続かない時。

きっと、お子さんは、会話する相手の心情がわかってしまう繊細な心の持ち主で、感受性豊かな子どもさんなのではないでしょうか。

大人でも、会話が弾む相手と、そうでない相手がいます。

それが、感情をあらわにする子供なら、なおさら話しにくいものです。


ご家族と会話が出来るなら、期が熟せば、自然にそして少しずつコミニュケーションが取れるようになると思います。

そのためには、本を読んだり、映画や舞台を見たり、美味しいものを食べたりすることが大切。

その感動を伝えたい、誰かに聞いてもらいたい、という感情が芽生えることが大事なんです。

心から話したいと思って行動に起こす日が来るまで、今は、会話の芽を育てるつもりで心の栄養を与えてあげれば良いのではないでしょうか。

活舌の練習をするのは、その後で良いと思います。


とお答えしました。

子どもの可能性は無限です。長い目でみつめてあげることが出来ると良いですよね。



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