恋愛セラピストのあづまです。
『「結婚」とは?-人によって千差万別の結婚イメージ1』の続きです。
2.親は仲良かったが、母親が一方的に我慢していた
ふたつめは、親は表面的には仲が良かった、というケースです。
このパターンに当てはまるかどうかは「私は母親(父親)みたいな生き方をしたいだろうか?」と自問してみるとよく分かります。
私と母は別の人格を持った、別の人間だから、まあ概ね母みたいな生き方をしてもいけれど、こことそことあそこは違っていて、私はこういう風に生きたい。そんなふうに「見習いたいところ」「変えたいところ」を冷静に挙げられるのであれば、問題はないと思います。
しかし、母親と真逆の生き方をしたいと感じていたり、母親のように生きることを想像するのも嫌で仕方がないというのであれば、心の中に未解決の問題があると考えた方が良いでしょう。
子育てや介護の負荷が、日本の社会構造上、妻に降りかかるケースが多く、妻が一方的に自己犠牲して家族の和を何とか取り持って成り立ってきた家庭というのも、少なくないわけです。
それを、母親自身が、まあそこそこ受け入れて、楽しく生きていたのであれば、それほど大きな問題ではないのですが、波風は立っていなかったが、母親は愚痴っぽくて、子供が愚痴聞き係をしていたようなケースでは、やはり子供は、結婚生活に希望を持てなくなります。
このパターンに当てはまる場合も、心の底に染みついた結婚生活のイメージを、ポジティブなものに変えていく必要があります。
3.親の期待する結婚像と、自分の本心が異なっている
みっつめは、親が何かを期待して、結婚の形を娘に色々吹き込んでいるけれど、当の娘は、それが本当は嫌だと感じているケースです。
跡取りがいないので、娘に婿をとってほしいと考えているケースもこれに含まれます。
少子化で子供自体が少ないので、日本全体でみれば、継ぐことの出来ない家がたくさん出てくるはずなのです。そもそも、次男をもらおうにも、各家庭に子供が ふたりいると仮定して、確率論的に計算すると、男性の4人に3人は長男になってしまいます。ざっくり計算して、こだわらない場合の4倍相手選びがむずかし くなるわけです。
ほかにも、「安定している職業がいいから公務員がいい」「うちと同じ宗派で」など、条件をつける場合、あるいは、どんな人を連れてきても難癖をつける親というのもいます。
生活のために結婚していた時代は、「ちゃんとした人」=(仕事をして、ギャンブルをせず、真面目な人、みたいなこと)であればOK。だから見合いで「ちゃんとした人」を選べば良かった。サラリーマンなども終身雇用でしたから、それでよかったんですね。
でも、今は、幸せのために結婚する時代になっています。「ちゃんとしているけれど、つまらない人」と結婚したら、奴隷のような人生になると感じてしまうでしょう。
『「結婚」とは?-人によって千差万別の結婚イメージ3』へ続きます。
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