- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
スポーツ界だけでなく、すべての「教える・教わる」関係のなかに
体罰
という手段があります。
前々から、その是非であったり、何が体罰なのか・・・という議論はされてきました。
これと同じような問題として、セクハラ、いじめ、差別があります。
これらは、どれも相手の感じ方次第といわれているものです。
例えば、先生が生徒に「受験、頑張れよ!」と肩を叩いた場合
「それは体罰じゃないでしょ?!」と思う人は多いと思います。
このように「それはセーフでしょ?」という価値観の違いが、
教える側・教わる側で違っていることが問題です。
そして、体罰が問題になるにつれて
「相手の身体に接触する」ということを意識的に避けるような風潮になります。
セクハラが問題視され、電車内で男性が「絶対に触れていない」対策をするかのように。
「体罰をなくす」
この動き自体は私は賛成ですが、もしも「体罰=身体的な攻撃」と解釈している人が多かったら
次に
【言葉の暴力】
が増えていくでしょう。
指導の最終手段になっていた体罰
その感情的な指導を「身体で」できなくなったら
「じゃぁ、言葉で」
となる指導者が多くなると思います。
教育大学でなくても、どの大学でも「体罰」については学んだと思いますが、
体罰は「言葉」も含めて考えるべきこと
です。
もしも、
【身体的な体罰】がなくなっても
【言葉の暴力】に指導が変わっていくようだと、
根源は何も変わっていないのかもしれませんね。
一方、私は、もう1つ「増えること」があると考えています。
それが、以前のブログにも書いたかもしれませんが
【無視、放棄】という手段です。
つまり、体罰はダメ、言葉で怒り散らすのもダメ・・・
となると、指導者(上司)の中には
「もう、どうしていいかわからん!」
と、指導を投げ出してしまうかもしれません。
こうなると
生徒、選手、部下の人は
・自分で学ぶ
か
・自分で怒られる前に気がつく
しか成長する方法がなくなってしまうかもしれません。
要するに、私の考える
【独学】が今まで以上に
必要な時代が来るということです。
近い将来、先生・上司・コーチ・監督は
「怒らない」「体罰をしない」指導になる反面
【自分で気がつきなさい】
という指導になるかもしれません。
塾屋の提案する【独学】は、学生のみならず、これから全ての【学ぶ人】にとって
必要な考え方、技術になると思います。
再三、言っていますが
もう先生に依存するのは止めましょう。
(スポーツでいえば監督、会社なら上司)
自分で気がつき、判断し、自分で改善をする。
先生や監督、上司とは、自分からアドバイスが欲しい時に頼りにする関係がベストです。
それを学生のうちに勉強で経験しましょう。
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