就業不能保険は本当に必要か？

最近人気の就業不能保険の実力は？

色々な保険商品があるなか

生命保険・医療保険・がん保険は成熟され

今は価格競争になっています。

そんな中新たな商品として「就業不能保険」があります。

就業不能となった場合に支払われる保険ですが

まだまだ、各社の商品競争になっておらず注意も必要です。

保険商品の多くは保険ニーズに対して競争が激化してから

加入する方が、保障内容・保険料などが優れてきます。

そういった考えからはまだ早いと感じるのは

「就業不能保険」と「介護保険」です。

両者ともまだまだ競争が行われておらず、よ～く内容を見ると

意外と商品性に疑問が残ります。

支払われるハードルは高い

就業不能保険と聞けば

自分が今の会社で働けなくなったら支払われると思いますが

色々要件があり、その要件も今はまだグレーゾーンと言えます。

支払う保険会社の要件としては

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「病気やケガにより、日本国内の病院もしくは診療所への治療を目的とした入院または

日本の医師の資格を持つ者の指示により在宅療養をしており、

「少なくとも6ヶ月以上、いかなる職業においても全く就業ができない」と医学的見地から

判断される状態をいいます。

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6か月以上、いかなる職業においても・・・

という所が非常にグレーです。

実際には病院を退院し、自宅で療養していても

たとえば電話オペレーターの仕事はできる、パソコンを使った入力処理の仕事は

出来る。など色々なことができます。

それでは保険金は支払われません・・・

加入者の多くは「今の仕事の収入がなくなったら困る」から加入していますが

あくまで「何の仕事もできない状態」で支払われるものです。

仮に今の給与が月40万円であって、アルバイトで月10万円できたら

当然支払われません。

新しい商品というのは競争原理が働いていないので

保険料が安く見えますが、確率論からいったら相当な割高商品です。

不安に感じる所に保険商品は登場します。

ですが今一度保障内容をしっかりと確認して、必要な保険かどうかを見極める必要があります。

※就業不能保険への加入を否定するものではありません。